陶彦社本殿・幣殿・拝殿・築地塀
更新日:2019年6月24日
ID番号: 2104
陶彦社本殿・幣殿・拝殿・築地塀
- 本殿:一間社流造形式、幣殿:切妻造、拝殿:入母屋造、築地塀:藤紋役物瓦
- 文政7(1824)年
- 所在地:深川町11
深川神社の末社として陶彦社は文政7(1824)年に創建され、現在の社殿は大正15(1926)年に建てられたものです。本殿は一間社流造建造物で、梁間三間、桁行三間の入母屋造の拝殿と連絡する建物として幣殿が建てられています。これらの中心的な社殿は、伝統的な神社建築でありながら、蟇股や木鼻などの細部意匠に西洋の意匠を取り込み、当時京都を中心に活躍した亀岡末吉の建築意匠「亀岡式」にならったものと考えられ、斬新で洗練された建築美が特徴的であり、瀬戸市域はもとより周辺地域にも類例をみない貴重な近代和風建築です。これらの建物を取り囲んで同時期に建てられた築地塀も緑釉の織部瓦を用いたもので、本殿・拝殿の前に鎮座する2対の陶製狛犬ほかとともに指定文化財となっています。
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