鉄釉巴文瓶子 (県有形(工芸))
更新日:2011年3月28日
ID番号: 1000
鉄釉巴文瓶子(てつゆう ともえもん へいし)
- 高さ:26.7cm
- 鎌倉時代後期
- 所在地:南山口町(愛知県陶磁美術館)
- 所有者:愛知県
いわゆる古瀬戸の代表的器種であり、全盛期の製品です。高さ26.7cm、口径3.5cm、胴径17.4cm、底径9.7cmで、13世紀末から14世紀前期の間に製作されたと考えられています。
口頸(こうけいには突帯がやや下方に付けられています。肩は張っていますが丸みがあり、寸胴(すんどう)の直腰(じかごし)(梅瓶(めいぴん))形瓶子です。器体は紐作り成形され、丁寧にヘラ削り整形されています。頸部に7個、肩から胴にかけては5段各11個の巴文様が押印されており、全体に鉄釉が施されていますが、二度掛けで濃淡が認められます。
(広報せと平成20年3月15日号「瀬戸の文化財第27回」より(一部修正))
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