直入橋 (市有形(建造物))
更新日:2011年3月28日
ID番号: 996
直入橋(ちょくにゅうばし)
- 石造、長さ:9.4m、幅:2.6m
- 江戸時代前期(承応2年(1653))
- 所在地:定光寺町 所有者:定光寺
定光寺の参道入り口の池にかかる橋で、この橋の前で参拝者が馬を下りたことから「下馬橋」(げばばし)ともいわれていました。尾張藩二代藩主徳川光友が、時の奉行熊谷政実に命じて架設させた石橋で、承応2年(1653)2月に着工し、同年5月に完成しました。
橋は全て花崗岩(かこうがん)でできており、その構造は池の両岸の石積みに、長さ6m以上もある三本の橋桁(はしげた)を渡し、その橋桁に主な橋部を組み合わせています。江戸時代には、池に蓮を植えたり、参道に桜並木をつくるなど、橋とよく調和した風景であったため、定光寺における優れた景勝である「応夢山十境(おうむさんじゅっきょう)」の一つとされていました。
(広報せと平成18年4月15日号「瀬戸の文化財第4回」より(一部修正))
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