王子窯モロ
更新日:2019年6月24日
ID番号: 2103
王子窯モロ
- 木造2階建、南面下屋、切妻造、桟瓦葺、平入
- 明治33(1900)年
- 1階:171.25平方メートル、2階:171.25平方メートル
- 所在地:東洞町63
陶磁器を生産する工房のことを瀬戸では「モロ」と言います。王子窯モロは明治33(1900)年に建てられた、木造2階建ての平入切妻造り建物です。
このモロで作られた製品は、昭和43(1968)年まで使われていた焼成室11房からなる連房式登窯の王子窯で焼成していました。建物の1階には陶器をつくる前の粘土置場やロクロ場があり、乾燥を避けるためにほとんど窓がない構造で、近代のモロに多くみられる一つのモーターを動力としてロクロや土練機などを動かす仕組みが残されています。王子窯モロは、これらの近代の「モロ」の構造を良好に保っている貴重な文化財です。
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