御深井釉木瓜形水盤 (県有形(工芸))
更新日:2011年3月28日
ID番号: 1003
御深井釉木瓜形水盤(おふけゆう もっこがた すいばん)
- 高さ:24.2cm、口径:55.7×77.2cm
- 江戸時代前期
- 所在地:蔵所町(瀬戸蔵ミュージアム) 所有者:定光寺
横木瓜形をした水盤で、側面をすだれの貼花文で飾り、底部には大型三足を付け、全体をうのふ釉掛けしたものです。
寺伝によれば、尾張藩の初代藩主であった徳川義直の儒教式祭典のため、要門和尚(ようもんおしょう)が陳元贇(ちんげんぴん)に依頼して新調したといわれ、水盤は二個焼いて内一個は建中寺にも収めたといわれています。
陳元贇作とする証拠はみつかっていませんが、盤の形態や釉調などから、江戸時代前期に焼かれた初期御深井(おふけ)焼であることがわかる作品です。
(広報せと平成20年4月15日号「瀬戸の文化財第28回」より)
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