非常持出品リスト
更新日:2022年1月20日
ID番号: 1262
いざという時、ただちに避難をするためには、日ごろから非常持出品を準備しておくことが必要です。
では、どれくらいの備蓄品を用意し、避難する場合はどれくらいを持ち出せばよいのでしょうか。
東海地震が予知され警戒宣言が発表された場合、地震が発生するまで2~3日(または数時間)とされています。
また、地震が発生した場合、道路などが被害を受けると、食料などが流通するまでに数日かかると予想されます。
これらを考えると、平素の備蓄としてはおおむね7日分程度を備える必要があります。
過去の地震災害では、家屋が倒壊して、非常持出品を取り出せないケースも多くありました。
非常持出袋は、いざという時に、取り出しやすい玄関や靴箱付近など、災害の影響を受けにくい場所に置くようにしましょう。
また、非常時のために用意するものには非常持出品と非常備蓄品の2種類があります。次にあげたものを、自分用にアレンジして準備しましょう。
非常持出品
避難するときに最初に持ち出すものです。あまり欲張りすぎないことが大切です。
リュックなどに入れる重さの目安は、男性で15キロ、女性で10キロ程度です。
- 貴重品
現金(公衆電話用の10円硬貨があると便利)、通帳類、証書類、身分証明書、健康保険証、免許証、印鑑など - 携帯ラジオ
小型で軽く、FMとAMの両方聴けるものを用意。予備電池も多めに用意する。 - 懐中電灯
できれば一人にひとつ用意。予備の電池と電球も用意する。 - 救急薬品
ばんそうこう、ガーゼ、包帯、消毒薬、解熱剤、胃腸薬、風邪薬、鎮痛剤、お薬手帳、とげ抜き、など
※ 持病のある人は、常備薬も忘れずに! - 非常食料・水
カンパンや缶詰など火を通さないでも食べられるもの、水、水筒、紙皿、コップ、ナイフ、缶切り、栓抜きなど - その他
めがね、入れ歯、上着、下着、靴下、ハンカチ、タオル、ティッシュペーパー、ビニールシート、ライター、マッチ、洗面用具、歯ブラシなど
※ 乳幼児がいる場合…ミルク、ほ乳ビン、おむつ、バスタオルなど
※ 要介護者のいる場合…着替え、おむつ、障害者手帳、常備薬など
災害時に必要なものは、一人ひとり、異なります。
非常備蓄品
避難した後で少し余裕が出てから安全を確認して自宅へ戻り、避難所へ持ち出したり、または自宅で、避難生活を送る上で必要なものです。
救援物資が届くまでの約7日間、自足できる分量を備えましょう。
- 食料
主食用 (例)米、アルファ米、レトルト食品、乾パン、クラッカーなど
主菜用 (例)肉・魚・大豆の缶詰、レトルト食品、乾物など
副菜用 (例)野菜の缶詰、乾物、野菜ジュース、粉末スープ、粉末みそ汁など
その他 (例)果物の缶詰、ドライフルーツ、菓子、常温保存できる牛乳、お茶類など
高齢者等、飲み込む、噛む力に不安がある方は食べやすさにあわせた食品を準備しましょう。
(例)やわらかいタイプのおかずやとろみ調整剤
乳幼児がいる場合は、育児用ミルクや月齢にあったベビーフードを準備しましょう。
ほ乳瓶や子ども用の食器具も用意しましょう。
食物アレルギーや食事制限が必要な方、慢性疾患のある方は、症状にあったものの準備が必要です。
特別な食品は手に入りにくい状況なので普段使っている食品を多めに常備しましょう。
- 水
飲料水は大人一人当たり1日3リットルが目安。
飲料水以外に炊事、洗濯、トイレなどに使う生活用水の確保のため、風呂の水は抜かず、寝る前はポットややかんに水をいれておきましょう。
- 燃料・その他
卓上コンロ、固形燃料や予備のガスボンベは多めに用意をしてください。アウトドア用の携帯コンロも便利です。
その他、過去の地震災害で最も困った例がみられた携帯トイレのほか、洗面具、生理用品、ビニール袋、キッチン用ラップ、新聞紙、スコップなどを準備しましょう。