子ども等へのインフルエンザワクチン
更新日:2025年2月27日
ID番号: 41317
新型コロナウイルス感染症の位置づけが「5類感染症」に移行したことに伴い、幅広い医療機関で新型コロナの患者についても診療できるようになり、インフルエンザとの同時流行による地域医療のひっ迫が、ある程度回避できると考えられるため、今年度についても、お子様や妊娠中の方等へのインフルエンザ予防接種の費用助成につきましては、実施しないこととなりました。
※高齢者に対する費用助成については、「高齢者のインフルエンザ予防接種」をご確認ください。
インフルエンザとは
インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することによって起こる病気です。38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感等の症状が比較的急速に現れるのが特徴です。併せて普通の風邪と同じように、のどの痛み、鼻汁、咳等の症状も見られます。お子様ではまれに急性脳症を、御高齢の方や免疫力の低下している方では二次性の肺炎を伴う等、重症になることがあります。
流行時期
季節性インフルエンザは流行性があり、いったん流行が始まると、短期間に多くの人へ感染が拡がります。日本では、例年12月~3月が流行シーズンです。一方、新型コロナウイルス感染症が2020年以降に世界的に流行してから、新型コロナウイルス感染症そのものや、その流行に対する個人の行動や公衆衛生上の対応等により、インフルエンザの発生動向や関連する指標の動向が例年と大きく変わりました。
予防接種
インフルエンザワクチンは、「発病」や「重症化」「死亡」を予防することには、一定の効果があるといわれています。インフルエンザにかかると特に基礎疾患のある方や高齢の方では重症化する可能性が高いと考えられています。高齢者では、34~55%の発病を阻止し、82%の死亡を阻止する効果があったと報告されており、6歳未満の小児を対象とした研究では、60%の有効率と報告がされています。