HPV(子宮頸がん予防)ワクチン接種について
更新日:2024年9月4日
ID番号: 1336
◆キャッチアップ接種(平成9年4月2日~平成20年4月1日生まれの女性の方へ)
◆接種場所
◆HPV感染症(子宮頸がん予防)ワクチン任意接種費用の助成について
キャッチアップ接種(平成9年4月2日~平成20年4月1日生まれの女性の方)
平成25年6月から積極的勧奨の差し控えにより接種機会を逃した方は、令和4年4月から令和7年3月までの3年間に限り、公費で接種することができます。(以下、「キャッチアップ接種」という。)詳細についてのご案内は、対象者に個人通知いたしました。
1997年度~2007年度生まれの女性へ(ショート動画:0分24秒)
高校生相当の娘さんの保護者の方へ(ショート動画:0分22秒)
対象者
平成9年4月2日から平成20年4月1日までの間に生まれた女性
接種期間
令和4年4月1日から令和7年3月31日までの3年間
注意事項
・過去にHPVワクチン接種歴があり、長期にわたって接種を中断していた方もキャッチアップ接種
の対象者となります。
この場合、接種は初回からやり直すことなく、残りの回数の接種(2・3回目または3回目)を
行うことで差しつかえありません。
(この場合、2回目と3回目の標準的な接種間隔は従来どおりです。)
・過去に接種歴のあるHPVワクチンと同一製剤で接種を完了することを原則とします。
過去に接種したHPVワクチンの種類が不明の場合、HPVワクチンの種類等について
接種する医師とよく相談のうえ、接種を再開してください。
(仮に交互接種となった場合も、安全性に関する大きな懸念は示されていません。)
・キャッチアップ接種対象者が接種する際、本人のみの同意で接種は可能
(保護者の同意は不要)ですが、接種後、失神等の発生が報告されておりますので、
できる限りご家族と同伴してください。
その他
子宮頸がんを予防するためには、HPVワクチンの接種後においても、
定期的に子宮頸がん検診を受診することが大切です。
小学6年生から高校1年生相当の女子対象
HPV(子宮頸がん予防)ワクチン予防接種は、平成25年4月から予防接種法に基づく定期接種となりましたが、同年6月には厚生労働省から積極的な接種の勧奨を差し控えるよう勧告があったため、積極的勧奨の差し控えを行ってまいりました。
令和3年11月26日に厚生労働省から、最新の知見を踏まえ、改めてHPVワクチンの安全性について特段の懸念が認められないことが確認され、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められたことから、積極的勧奨を再開するよう通知がありました。
これを受けまして、本市におきましても積極的勧奨を再開いたしました。
対象年齢
小学6年生から高校1年生相当の女子
(12歳になる年度の初日から16歳になる年度の末日まで)
ワクチン接種にあたって確認してほしいこと
ワクチンの種類と接種回数
原則、下記いずれかのワクチンを打ち切る。
ガーダシル(4価HPVワクチン):3回
1.初回接種 2.初回接種から2か月後 3.初回接種から6か月後
ただし当該方法をとることができない場合、
1.初回接種 2.初回接種から1か月後 3.2回目接種から3か月以上あける
サーバリックス(2価HPVワクチン):3回
1.初回接種 2.初回接種から1か月後 3.初回接種から6か月後
ただし当該方法をとることができない場合、
1.初回接種 2.初回接種から1か月後 3.初回接種から5か月後かつ2回目接種から2か月半以上あける
シルガード9(9価HPVワクチン):初回接種が小6から15歳未満の場合(2回)
1.初回接種 2.初回接種から6か月後
標準的な接種スケジュールで接種できない場合
1.初回接種 2.初回接種から5か月以上
※1回目から5か月未満で2回目を接種した場合は、3回目の接種が必要となる。
3回目接種は2回目接種から3か月以上あけて接種する。
シルガード9(9価HPVワクチン):初回接種が15歳以上の場合(3回)
1.初回接種 2.初回接種から2か月後 3.初回接種から6か月後
ただし当該方法をとることができない場合、
1.初回接種 2.初回接種から1か月後 3.2回接種から3か月以上あける
※原則、同じ種類のワクチンで接種を完了してください。
※すでに2価あるいは4価HPVワクチンを用いて定期接種の一部を終了した方が
残りの接種を行う場合には、適切な情報提供に基づき、医師と予防接種を受ける方が
よく相談したうえで、9価HPVワクチンを接種することも可能です。
※体調不良や医療機関の休診日等でスケジュールどおりに接種できない場合もあります。
また、定期接種期間内に完了するように接種のスケジュールについては
医療機関に相談してください。
接種場所
瀬戸市・尾張旭市内の実施医療機関
予約のうえ、実施医療機関にお出かけください。
令和6年度 個別実施医療機関一覧(R6.9月時点)(PDF/196KB)
瀬戸市・尾張旭市外の愛知県内医療機関で接種を希望する場合
愛知県内の協力医療機関で予防接種を希望される方は、「広域予防接種事業」をご覧ください。
愛知県外の医療機関で接種を希望する場合
里帰り出産等で愛知県外の医療機関で予防接種を受けることを希望される場合、事前申請が必要です。
以下の申請から接種後までの流れをご確認ください。
≪申請から接種後の申請までの流れ≫
1.希望する医療機関に県外在住者の予防接種が実施可能であるか確認をとる。
2.申請をする。 ※母子健康手帳が必要です。
・窓口申請:健康課(やすらぎ会館4階)で申請書を記載する。
・電子申請:あいち電子申請システムより申請する。
3.2週間程度で関係書類が自宅または送付先住所に届く。
4.関係書類を全て持参し、実費で接種する。
5.健康課(やすらぎ会館4階)にて償還払い(払い戻し)の申請をする。
※償還払い申請には、接種済証明書(母子健康手帳または予診票)および領収書が必要です。
予防接種費用助成金交付申請書(書き方見本)(PDF/258KB)
接種時の持ち物
予診票、母子健康手帳、住所のわかるもの
※予診票がお手元にない場合は、健康課へご連絡ください。
なお、各実施医療機関にも予診票を備え付けております。
接種費用
無料(公費負担)
HPV感染症(子宮頸がん予防)ワクチン任意接種費用の助成について
積極的勧奨の差控えにより、定期接種の機会を逃した方が、任意で接種を受けた場合について費用を助成します。
子宮頸がんの現状
HPVワクチンの効果
HPVワクチンのリスク
ワクチン接種後の注意事項
ワクチンを受けた当日
ワクチンを受けた後30分ほどは座って様子をみてください。
※ワクチンを受けることに対する緊張や、強い痛みをきっかけに、立ちくらみがしたり、血の気が引いて、時に気を失うことがあります。血管迷走神経反射という誰にでも起こる可能性がある反応で、通常、横になって休めば自然に回復します 。
ワクチンを受けた日ははげしい運動はやめてください。
以下のような症状が出たら医師に相談してください
注射の針を刺したときに強い痛みやしびれを感じた
ワクチンを受けた後に、注射した部分以外のところで痛みや手足のしびれ・ふるえなど気になる症状や体の変化がある
<起こる可能性がある体の変化>
多くの人に起こる症状:接種部位の痛み、腫れ、赤み、倦怠感、頭痛、腹痛、筋肉や関節の痛み
その他の症状:接種部位のかゆみ、出血、不快感、発熱、めまい、発しん、じんましん、緊張や不安、痛みなどをきっかけに気を失う
<まれに起こる可能性のある重い症状>
呼吸困難、じんましんなどを症状とする重いアレルギー(アナフィラキシー)
手足の力が入りにくいなどの症状(ギラン・バレー症候群)
頭痛、嘔吐、意識の低下などの症状(急性散在性脳脊髄炎(ADEM))
<痛みやしびれ、動かしにくさ、不随意運動について>
ワクチンを受けた方に、広い範囲に広がる痛みや、手足の動かしにくさ、不随意運動(動かそうと思っていないのに体の一部が勝手に動いてしまうこと)などを中心とする多様な症状が起きたことが報告されています。ワクチンを受けていなくても、こうした症状のある方もいることが分かっています 。
ワクチンを受けた後に体調の変化や気になる症状が現れたら、まずは接種を実施した医療機関の医師にご相談ください。接種後の体調不良や症状については、必要に応じて専門的な診断・治療を受けていただくために、協力医療機関と連携して診療を行います。協力医療機関につきましては愛知県庁WEBサイトに掲載されておりますのでご確認ください。
参考資料(厚生労働省ホームページ)
- 9価HPVワクチン接種のお知らせリーフレット(定期接種版)(PDF/602KB)
- 9価HPVワクチン接種のお知らせリーフレット(キャッチアップ接種版)(PDF/487KB)
- HPVワクチン接種の対象年齢のお子さま及びその保護者向けリーフレット(概要版)(PDF/2,764KB)
- HPVワクチン接種の対象年齢のお子さま及びその保護者向けリーフレット(詳細版)(PDF/3,644KB)
リンク(厚生労働省ホームページ)
リンク(愛知県ホームページ)
リンク(日本産科婦人科学会ホームページ)
リンク(愛知県産婦人科医会ホームページ)