認知症サポーター・チームオレンジ
更新日:2023年2月10日
ID番号: 4039
認知症サポーターとは
認知症になっても住み慣れた地域で安心して暮らすためには、皆が認知症を正しく理解することが不可欠です。
認知症サポーターは、何か特別なことをする人ではありません。
認知症を正しく理解し、普段の生活の中で認知症の人や家族のことをそっと気に掛け、できる範囲で手助けする応援者です。
当市においても「認知症サポーター養成講座」を、地域住民、金融機関や商店の従業員、小学生等、さまざまな方に受講されており、5,000名以上の応援者の皆様がいます。
認知症サポーター養成講座
認知症サポーターになっていただくために「認知症サポーター養成講座」を開催しています。
認知症サポーター養成講座を受講いただいた方には、認知症サポーターの証として「オレンジリング」をお渡しします。
「認知症サポーター養成講座」については、各地域包括支援センターで受講していただけます。
詳細につきましては、お住まいの各地域包括支援センターまでお問い合わせください。
また、市内団体様向けにも、認知症サポーター養成講座を開催しております。
ご希望されます団体様は、瀬戸市役所高齢者福祉課(TEL 0561-88-2626)までお問い合わせください。
認知症サポーター養成講座の概要
講座時間 | 1時間から1時間30分(学生は1時間ほど) |
講師 | 市に登録のあるキャラバンメイトが実施します |
費用 | 無料 |
認知症サポーター養成講座の活動紹介「劇団みずの座」
「劇団みずの座」とは…
平成29年に、「地域の認知症に対する偏見をなくしたい」「認知症にやさしいまちにしたい」という想いで発足された団体で、水野地域を中心に、小学校で「認知症キッズサポーター養成講座」を行っています。「劇団みずの座」では、認知症キッズサポーター養成講座の活動をとおして、認知症に対する偏見をなくし、正しい理解に努めています。
コロナ禍で受講が難しい方にも見ていただけるように、認知症の方への対応方法をわかりやすく紹介した動画を作成されましたので、ぜひご覧ください。
チームオレンジとは
「チームオレンジ」とは、認知症の方やその家族の支援ニーズと、認知症サポーターを中心とした支援者をつなぐ仕組みのことです。
国は、令和元年に「認知症施策推進大綱」を策定し「共生」と「予防」を両輪とする施策を推進しています。そのもとで、令和7年までに全市町村でチームオレンジを整備するよう、目標が設定されています。
当市でも、令和3年4月から認知症の人の「やりたいこと、やってみたいこと」(趣味活動等)に目を向け、支援可能な「オレンジサポーター」とマッチングする「チームオレンジ」の活動(個別活動)が始まりました。この活動を通して、認知症になっても社会に参加し、安心して暮らせる地域づくりを目指しています。
オレンジサポーター
「オレンジサポーター」とは、認知症サポーターの方で、より認知症について詳しく学ぶ「認知症ステップアップ研修」を受講し、チームオレンジの活動メンバーとなった方です。
認知症ステップアップ研修
「チームオレンジ」で「オレンジサポーター」として活動していただくためには、認知症サポーター養成講座より詳しく認知症について学べる研修「認知症ステップアップ研修」を受講していただく必要があります。
「認知症ステップアップ研修」詳細につきましては、基幹型地域包括支援センター(TEL 0561-88-1294)までお問い合わせください。
令和4年度開催情報
開催日 |
※両日とも参加が必要です |
時間 |
|
会場 |
やすらぎ会館5階 大集会室(瀬戸市川端町1-31) |
対象 |
認知症サポーター養成講座を受講しており、 「チームオレンジ」の活動に興味がある方(先着30名) |
内容 |
1 講演「認知症当事者と関わる際に大切な視点 ~その人らしさ、大切にしていますか?~」 講師:一般社団法人 borderless-with dementia- 理事 山下 裕佳里 氏
2 講座「認知症サポーター養成講座の振り返り」 講座「認知症の方への意思決定支援」 講座「瀬戸市のチームオレンジ」 講師:瀬戸市認知症地域支援推進員 |
受付 |
令和5年3月1日(水) 午前9時30分~ 基幹型包括支援センター窓口(瀬戸市役所2階) またはお電話(0561-88-1294)で申し込みください |
チームオレンジの活動内容
チームオレンジでは、個別活動の他に様々なプロジェクトが行われています。
「オレンジサポーター」の方は、興味のあるプロジェクトにご参加いただけます。(複数のプロジェクトへの参加も可能です)
個別活動
認知症当事者の方の「やりたいこと・やってみたいこと」とオレンジサポーターの「できること」をマッチングし、活動しています。
Aさんの事例
Aさんはご家族とお住まいの80歳代の女性です。
Aさんは毎日ひとり歩きをしており、途中で転んで救急車で運ばれたりすることもあったため、家族は心配していました。
しかし、Aさんは以前大病をしており、家族以外の方との交流もなく、「身体が弱ると家族に迷惑をかけるから」という理由で、一生懸命歩いていることがわかりました。
そこで、Aさんの家から一番近いオレンジサポーターのBさんに依頼し、Aさんの家を訪問しておしゃべりしたり、Aさんと一緒に散歩に行っていただいています。
Aさんも「年の近い友人ができた」と喜んでいただきました。
「出張!せとらカフェ♪」プロジェクト
9月のアルツハイマー月間を始め、市内各所で認知症の普及啓発を行っています。
出張せとらカフェでは、認知症についての講座や、コグニサイズという認知症予防の運動を行います。
★次回の開催は…
日時 | 1月27日(金) 午後1時30分~午後3時30分 |
場所 | 祖母懐公民館(瀬戸市上ノ切町43) |
内容 |
認知症に関する相談も受け付けています! |
申込 | 不要です。直接会場へお越しください。 |
持ち物 | 飲み物、スリッパ |
日時 | 2月22日(水) 午前9時30分~午前11時20分 |
場所 | 瀬戸みどりのまち病院 コミュニティーセンター1階 (瀬戸市緑町2-114-1)) |
内容 |
認知症に関する相談も受け付けています! |
申込 | 不要です。直接会場へお越しください。 |
持ち物 | 飲み物 |
↑令和4年5月 アピタ瀬戸店での活動の様子
↑令和4年6月 下品野地域交流センターでの活動の様子
↑令和4年10月 バロー新瀬戸店での活動の様子
「オレンジガーデニング」プロジェクト
9月の世界アルツハイマー月間に向けて、認知症の啓発カラーであるオレンジ色の花を市内各所に咲かせる活動を行っています。
この活動は全国で行われており、当市でもこの活動をきっかけに、認知症について考えるきっかけになることを目的としています。
↑瀬戸市社会福祉協議会で開花したキバナコスモス
↑配布したキバナコスモスのしおり
「おいでんサロン」プロジェクト
医療機関を訪れる人や診断を受けた方の相談対応を目的に、令和4年3月23日に瀬戸みどりのまち病院のコミュニティーセンターにオープンしました。
認知症の方に限らず、どなたでも気軽に来ていただける居場所です。
開催場所 | 瀬戸みどりのまち病院 コミュニティーセンター1階 コミュニティ室 (瀬戸市緑町2-114-1) |
時間 | 毎月 第2・4水曜日 午前9時30分~午前11時30分 |
対象 | どなたでもお気軽にご参加ください |
↑令和4年5月開催 「ハンドマッサージ教室」
↑令和4年6月 「人生会議ってしってる?」
↑令和4年9月 「川柳を体験してみよう」