瀬戸市・株式会社Gab・有限会社サンコーによる資源循環プロジェクトを実施(「AICHI CO-CREATION STARTUP PROGRAM2025」)
更新日:2026年3月17日
ID番号: 60197
瀬戸市・株式会社Gab・有限会社サンコーによる資源循環プロジェクト
本プロジェクトの実施背景
本市では、令和6年3月29日にゼロカーボンシティ宣言を表明しました。また、「瀬戸市一般廃棄物処理基本計画(令和6年度~令和15年度)」に基づき、総ごみ排出量の減少を目指して様々な取組を実施しているところです。ゼロカーボンシティの実現と総ごみ排出量の減少に向けて、令和7年度にスタートアップ拠点「STATION Ai」で愛知県が実施した「AICHI CO-CREATION STARTUP PROGRAM2025」に「瀬戸市として参画」して、以下のとおり地域課題解決に向けたプログラムを展開しました。
AICHI CO-CREATION STARTUP PROGRAM2025とは?
愛知県では、2018年10月に「Aichi-Startup戦略」を策定(2025年3月改定)し、本戦略に基づき、スタートアップ・エコシステムの形成を図っています。「AICHI CO-CREATION STARTUP PROGRAM2025」は、スタートアップ・エコシステム形成に向けた取組の一環として、地域課題の解決をスタートアップと共に目指す事業共創プログラムです。
「AICHI CO-CREATION STARTUP PROGRAM2025」は、愛知県内の自治体・商工会議所・商工会・金融機関・その他支援機関等(=地域パートナー)が、地域課題解決に向けてスタートアップとともに主体的に取り組む事業共創プログラムです。本プログラムでは、地域一体となって、スタートアップのサービス・プロダクトを地域に実装していくプログラムです。
県ホームページ
「AICHI CO-CREATION STARTUP PROGRAM 2025」の採択スタートアップを決定しました)
「AICHI CO-CREATION STARTUP PROGRAM2025」公式ホームページ
「AICHI CO-CREATION STARTUP PROGRAM2025」
本市の取組
本プロジェクトは、「AICHI CO-CREATION STARTUP PROGRAM2025」を通じて、廃棄物を炭化して高付加価値素材へ転換する技術を持つ「株式会社Gab」と協働し、それを実際の製品化へつなぐものです。実際の製品化に向けては、市内事業者である陶磁器製造業の「有限会社サンコー」の協力をいただき、「瀬戸市×株式会社Gab×有限会社サンコー」の協働体制による社会実装に向けた取組を推進しました。
本市における「カーボンニュートラルの実現」「ごみの減量」という課題解決を地場企業の技術・製造力と結びつけ、廃棄物由来の炭化物を新たな素材・製品に変えることで、出口戦略の創出を模索しており、地域の協働を通じて「資源循環のラストワンマイル」を実現することを目指しました。
実証実験の概要
- 株式会社 Gab(https://www.gab.tokyo/)は、「。ユニークに解く」を掲げ様々な社会課題をビジネスとつなげて解決を目指すスタートアップ企業です。無酸素加熱により廃棄物を炭化させ炭化物を創出する独自技術「.Garbon」を活用し、炭化物を素材へと転換するソリューションを提供いただきました。(詳しくはGab公式ホームページ「.Garbon」をご覧ください。)
- 本市は仲介役として、炭化物を活用した素材・製品開発が可能な地場産業の事業者を結びつけ、地域内での資源循環型モデルの構築を推進しました。
- 市内事業者である有限会社サンコーにおいて、炭化物パウダーを配合した製品の実証・試作を進めていただきました。
実証結果
- サンコー社の協力により、炭化物パウダーを配合した製品を試作。炭化物は黒色顔料や陶磁器の釉薬としての活用可能性が検証され、今後の用途拡大の可能性があることがわかりました。
- Gab社 においては共同開発を通じて、炭化物を配合した製品の可能性(機能性・デザイン性・生産性の両立)を検証中して、将来的には瀬戸市の地場産業へのつながる検討を進めていただきます。
- 本市では、本来であれば焼却処分もしくは費用をかけて資源化せざるを得ない「ごみ」または「資源」を、炭化物にすることで新たな原料へ生まれ変わらせることで、資源循環につなげます。
今後の展望
- 本プログラムは一定の連携実績を以て完了しました。
- 今回の実証を通じて、廃棄物の炭化による高付加価値商品へと資源循環させるモデル構築に瀬戸市が関わることで、スタートアップ企業と瀬戸市の企業(有限会社サンコー)の連携が生まれました。今後は、地場産業から.Garbonの技術を活かした新たな商品(プロダクト)が産まれることを期待するものです。
- 瀬戸市としては、カーボンニュートラルの実現、ごみ減量に向けて、本事業以外にも容器包装プラをはじめとするごみ減量・資源化に向けた多様な取組へ挑戦を続け、地域のサステナビリティを高めていきます。
参考リンク
- 愛知県(「AICHI CO-CREATION STARTUP PROGRAM 2025」の採択スタートアップを決定しました)
- STATION Ai 事業「AICHI CO-CREATION STARTUP PROGRAM2025」(https://aichi.eiicon.net/aichi-co-create2025/)
- 株式会社Gab(https://www.gab.tokyo/)
- 愛知県全域へ広がる「スタートアップ・エコシステム」。地域とスタートアップの共創は点から面へ――広域連携の可能性を探る『共創カイギ』イベントレポート(https://tomoruba.eiicon.net/articles/5497)
- 「陶都」として知られる瀬戸市が『AICHI CO-CREATION STARTUP PROGRAM』に参画――企画部署がハブとなって推進するスタートアップ連携の流儀とは(https://tomoruba.eiicon.net/articles/5591)


