セアカゴケグモにご注意ください。
更新日:2021年7月1日
ID番号: 1905
令和3年6月下旬頃に、瀬戸市内でセアカゴケグモに咬まれたと通報がありました。咬まれた際は医療機関で治療を受けることが必要です。
市内全域でセアカゴケグモが生息しているとみられます。ご注意ください。
セアカゴケグモとは
セアカゴケグモは、熱帯から温帯に分布する毒グモです。
日本では沖縄県以外は発見されていませんでしたが、平成7年に大阪府内で初めて発見され、その後各地で確認されています。
愛知県内では、平成17年8月19日に中部国際空港敷地内で初めて発見されました。また、平成20年5月に、愛西市内の公園で、初めて多数のセアカゴケグモが発見されました。
セアカゴケグモは、攻撃性はありませんが触ると咬まれることがあります。側溝の内部や、その網蓋のすき間等を好みますので、注意ください。
形態
雌:成体の雌は体長(脚を含まない。)が約1cm、形態的には、脚が長く、腹部が球形で大きい。
光沢のある黒色又は暗褐色を基調とし、腹部の背面に赤色の"砂時計"様、又は"鼓(つづみ)"様の模様がある。
雄:成体の雄は体長が約3~5mm、腹部は白色を基調として2本の黒い縦縞がある。
生息場所
- 巣を作り、繁殖するために、日当たりがよく暖かい場所、昆虫などのエサが豊富な場所、適当な隙間がある場所を好みます。
- 側溝の内部や、その網蓋のすき間
- フェンスの基部
- 花壇のブロックの内部
- 墓石のすき間
- 自動販売機やエアコン室外機などの機器と壁とのすき間、など
そのため、側溝の掃除をするとき、庭の手入れをするとき、植木鉢やプランタを移動させるとき、庭に置かれた履物を履くときなどは注意が必要です。
もしも、セアカゴケグモに咬まれたら
咬まれた時は、針で刺されたような痛みを感じ、その後、咬まれた場所が腫れたり、熱く感じたりします。
症状のピークは3~4時間で、数時間から数日で軽快しますが、時に脱力感、筋肉痛、頭痛などの全身症状が現れることがありますので、医療機関で治療を受けることが必要です。
セアカゴケグモを見つけたら
セアカゴケグモを見つけても、素手でさわったり、捕まえたりしないでください。
屋外での作業には軍手などの手袋を使用しましょう。
クモの生息しそうな場所は、こまめに清掃したりして、クモが住みにくい環境を作りましょう。
市販の家庭用殺虫剤を直接噴霧したり、靴で踏みつぶせば駆除できます。
※愛知県、瀬戸市では、セアカゴケグモ等の駆除は実施しておりません。
愛知県ホームページ「STOP!あいちの外来種」
(問合せ窓口〉
瀬戸市環境課 衛生係
電話番号 0561-88-2661(ダイヤルイン) 平日:8時30分から17時15分
FAX 0561-88-2664
E-mail kankyo@city.seto.lg.jp