ダニ媒介感染症
更新日:2025年7月25日
ID番号: 38653
ダニ媒介感染症
ダニ媒介感染症とは、病原体を保有するダニに刺されることによって起こる感染症のことです。
人が野外作業や農作業、レジャー等で、これらのダニの生息場所に立ち入ると、ダニに刺されることがあります。
ダニがウイルスや細菌などを保有している場合、刺された人が病気を発症することがあります。
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に注意しましょう!
愛知県では、今年に入り、7月23日時点で重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の患者が7名発生しています。
SFTSについて
SFTSは、主にSFTSウイルスを保有するマダニに咬まれることで感染します。
潜伏期間は、6日から2週間程度です。
主な症状は発熱、消化器症状(嘔気、嘔吐、腹痛、下痢、下血)であり、ときに、頭痛、筋肉痛、神経症状、リンパ節腫脹、出血症状などを伴います。
血液所見では、血小板減少、白血球減少、血清酵素の上昇が認められます。
致死率は10~30パーセント程度です。
予防について
- マダニに咬まれないために
- 草むらや藪などに入る場合は、肌の露出を少なくしましょう(長袖・長ズボンを着用する、足を完全に覆う靴を履く)
- 虫よけ剤(成分にDEET(ディート)やイカリジンを含むもの)を適切に使用しましょう。
- 屋外活動後は入浴し、ダニに咬まれていないか確認しましょう。
- マダニに咬まれた場合
- マダニに咬まれているのを見つけたときは、無理に引き抜こうとせず、皮膚科などの医療機関で処置(マダニの除去、洗浄など)をしてもらいましょう。
- マダニに咬まれた後、数週間程度は体調の変化に注意し、発熱等の症状が認められた場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。
愛知県ホームページ(重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に注意しましょう!!)
このページに関するお問い合わせ先
健康課
電話:0561-85-5511