高齢者の保健事業と介護予防の一体的な実施事業について
更新日:2025年9月17日
ID番号: 37944
高齢者の保健事業と介護予防の一体的な実施事業とは?
令和2年4月に医療保険制度の適正かつ効率的な運営を図るための健康保険法等の一部を改正する法律が施行され、「高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施」制度が始まりました。
後期高齢者の医療保険者である愛知県後期高齢者医療広域連合と市町村が協力して、後期高齢者の健康増進・フレイル予防に努める仕組みです。
市では、国保年金課、健康課、高齢者福祉課が連携し、愛知県後期高齢者医療広域連合と協力して高齢者が地域で健康的な生活を送ることができるよう、保健事業と介護予防の一体的な実施に取り組みます。
瀬戸市の主な取り組み
1.健診・医療・介護に関するデータ等から、優先的に取り組むべき地域の健康課題を分析、抽出します。
糖尿病、高血圧症の重症化、口腔機能の低下、認知機能の低下、筋骨格系の疾患(骨折や骨粗しょう症等)の増加等が本市の健康課題となっています。
2.フレイルリスクの高い高齢者に対して、個別に介入するハイリスクアプローチを実施します。
(1)糖尿病、糖尿病性腎症重症化予防
未治療者、治療中断者等への個別保健指導、健診や医療の受診勧奨
(2)高血圧症の重症化予防
未治療者、治療中断者等への個別保健指導、健診や医療の受診勧奨
(3)口腔機能低下予防
後期高齢者歯科健康診査の結果、口腔機能低下疑いの方への事後フォローおよび個別保健指導
※対象者となる方には個別で案内を通知します。
3.高齢になっても自立して安心に暮らせる地域を目指し、抽出された健康課題をテーマに高齢者の通いの場等で健康教育や健康相談などポピュレーションアプローチを実施します。
(1)フレイル予防に効果的なプログラムにより、教室や講座を開催します。
(2)保健師や管理栄養士等が通いの場等に伺い、出前講座やフレイル状態のチェックを行います。
(3)気軽に相談ができる場や健康情報を発信する場を作ります。