市の紋章・木・花
更新日:2023年10月17日
ID番号: 286
瀬戸市紋章
「土」の字と「壺」の形がデザインされています。(昭和5年に制定)
昭和5年(1930)、一般市民から広く「瀬戸市紋章」を募集しました。この中から南仲之切町の長江明治さんの図案が採用されました。長江明治さんは、瀬戸における工芸運動の魁であり、瀬戸陶芸協会の前身ともいえる「土の風景社」を昭和4年(1929)に設立し、その中心として活躍した人物です。
瀬戸市の木 「くろがねもち」
瀬戸市制40周年記念行事の一つとして、市民投票により選定されました。(昭和44年に決定)
候補となった木は5種類(くろがねもち、かしのき、しいのき、くすのき、くろまつ)で、応募総数842票のうち、478票の最高票を得たくろがねもちに決定しました。
くろがねもちは、別名「福来柴(ふくらしば)」とも呼ばれ、モチノキ科に属する縁起の良い木です。常緑樹で雌雄異株で雌株は赤色の実をつけます。成長すると高さは10~15mに達します。また、この木は尾張藩の時代に藩主が奨励したことから、この地方にもたくさんの大木があります。
昭和44年6月1日号「せと市政だより」より
瀬戸市の花 「つばき」
瀬戸市制50周年記念行事の一つとして、市民投票により選定されました。(昭和54年に決定)
候補となった花は6種類(つばき、つつじ、さつき、さざんか、もくれん、もくせい)で、応募総数301票のうち、73票の最高票を得たつばきに決定しました。
市を象徴するのにふさわしい花として、また市内の緑化や美化を推進するためのシンボルとして、市政40周年記念で決定した市の木「くろがねもち」とともに市民に親しまれるものとなりました。
つばきは、市内にも多く自生していて、園芸品種も多く、栽培はやさしいとされています。鎌倉から室町時代にわたって陶器の「灰ゆう」として用いられたと思われ、瀬戸市の窯業とも関係が深いとされています。
昭和54年4月15日号・6月1日号「広報せと」より