ペットボトル水平リサイクル事業の協定締結
更新日:2023年7月24日
ID番号: 32968
令和5年1月30日(月)に「ペットボトルの水平リサイクルに関する協定」を瀬戸市、尾張旭市、長久手市、豊田通商株式会社、サントリーグループとの間で締結しました。
これまでは、市が分別収集したペットボトルは主にトレイや繊維などにリサイクルされていましたが、プラスチック製品として何度かリサイクルできたとしても、最終的には焼却するなど廃棄処分となっていました。
令和5年4月以降は、そのすべてを新たなペットボトルとして再生することで、ボトルからボトルへと半永久的に資源循環できる水平リサイクルの促進を図るとともに、循環型社会の形成や脱炭素の実現に向けて取り組みます。
ペットボトルの水平リサイクルの取り組みについて
現在、日本では使用済みペットボトルの94%が回収され、全体の86%がリサイクルされています。
海外と比べると非常に高いリサイクル率で、ペットボトルがリサイクルの優等生といわれるとおり、日本ではペットボトルの大部分はごみではなく、「資源」として着実に有効利用されています。
日本におけるペットボトルのリサイクル率は高い水準にありますが、実際のところ、ボトルからボトルへリサイクルされているのは2割程度に留まっています。
トレイや繊維などに再利用する場合、プラスチック製品として何度かリサイクルできたとしても、最終的には焼却するなど廃棄処分となります。
近年、技術革新の進展により、ペットボトルが繰り返しリサイクルできる「資源」としての利活用が進められています。
サステナブルな社会の実現に向け、この流れは今後ますます加速していくと考えられます。
これまでのペットボトルは、主に「トレイ」「繊維」などにリサイクルされていましたが、令和5年4月以降は3市で回収したペットボトルのすべてが水平リサイクルされます。
市民、事業者、行政との協働により、地域を挙げて取り組みを進めていきます。
水平リサイクルへの理解、さらなる分別回収を進めるため、次世代に向けた教育啓発プログラムや市民向け啓発ポスターの作成などを行います。
適正なリサイクルのために皆さんにお願いしたいことのまとめです。
- キャップとラベルは必ず外してください。ペットボトルとは違う素材を使っていたり、着色や印刷がされたりしていますので、できるだけ混入しないよう、ご協力をお願いします。これは円滑に処理を行うための重要なポイントになります。
- ペットボトルの中を軽くすすぐことです。ペットボトルが汚れていると、洗浄が必要になるばかりか、リサイクル自体ができなくなる場合があります。
- 本体をつぶして、平らにしてください。
- 分別し、市指定の決められた方法で排出してください。
ペットボトルの水平リサイクルに関する取組を通じ、地域の皆様とともに事業者、行政が三位一体となって、資源循環型かつ脱炭素社会の実現に向けて取り組んでいきます。