No．1075　瀬戸蔵まるっとシアター「もののけ姫」

　瀬戸蔵つばきホールでは、「まるっとシアター」として、いろいろな映画を定期的に上映しています。つばきホールの定員は350人、座席指定もできて安心してご覧いただける身近な施設です。

　昔、瀬戸にはいくつもの映画館があり、宮前の中央館などで映画を観た記憶があります。映画館の周りもにぎやかで、山村に生まれ育った子どもの目にはすべて珍しく、わくわくしたことを思い出します。

　さて、「まるっとシアター」では、ジブリパークの開園に関連して、ジブリの世界を満喫してもらうため、ジブリ映画を上映しています。「風の谷のナウシカ」、「千と千尋の神隠し」、そして今回（2月18日（土））は「もののけ姫」でした。ジブリ映画のなかでも人気のある作品で、子どもも大人も楽しめる内容です。客席には、親子連れ、高齢のご夫婦、中学生と思われるグループなど、さまざまな年代の方々がみえました。私は何回もこの映画を観ていますが、自然との共生、正義感など、とてもメッセージ性の強い内容で、しかも、観るたびに感じ方が違うのもこの作品の奥深さだと思います。

　ちなみに、現在工事中で第2期にオープンするジブリパークに、「もののけの里」エリアがあります。説明では《「もののけ姫」の世界をイメージした里に、陶芸など体験学習が楽しめる「タタラ場」のような建物やタタリ神や乙事主（おっことぬし）をモチーフにしたオブジェができる。》とされています。こちらもとても楽しみです。

　次回の「まるっとシアター」は5月を予定しています。くわしくは市ホームページや広報せとなどでご案内します。ぜひお出かけください。

伊藤保德