公園・緑地の「アニマル除草」
更新日:2022年11月25日
ID番号: 4609
アニマル除草とは
「アニマル除草は、草刈機から出る騒音やCo2(二酸化炭素)を削減し、糞は土を豊かにし、人に癒しも与えてくれます」。
そう話すのは、アニマル除草に取組む合同会社朝凪造園の代表丸山洋一さん。丸山さんは、瀬戸市内の都市公園62箇所の指定管理業務を担うかたわら、急な斜面での除草に動物たちの力を借りてはと考え、市に提案しました。
本来は山の斜面に住んでいるヤギやヒツジ。人が立っているのも大変な斜面や、木が生い茂って人が入れない場所でも動物たちにとっては力の見せ所になります。さらには、今まで焼却処分していた刈草は、動物たちの食べ物として栄養となり、Co2の排出や処分費の削減も期待できます。ヤギやヒツジたちがもっている力とかわいらしい姿によって、地球に、人にやさしい取り組みが始まっています。
陶祖公園での取組み(2021年10~6月)
都市公園の管理事務所がある陶祖公園での様子です。
ヤギやヒツジたちがもっている力を公園で発揮してもらいました。草を食べるお仕事をしながら、公園の近くにお住まいの方や遊びに来てくれた方々に癒しをプレゼントしました。
效範連区での取組み(2022年6~10月)
東山町2丁目 住宅地での実証実験
效範連区自治協議会と連携して、住宅地近くの急斜面で力を発揮してもらいました。
「毎朝、ヤギたちは元気かなと見ています。」「アニマル除草の話をするとみんなおどろいてくれます。」「ヤギさん、ヒツジさん、がんばってねー!」と近くにお住まいの方の声や散歩に来た園児たちの応援をいただきました。
アニマル除草隊ふれあい体験と命名会
10月30日(日)には、效範連区自治協議会と子ども会主催の「アニマル除草隊ふれあい体験」が行われました。
合同会社朝凪造園の協力のもと、環境学習やえさやり体験、ポニー馬車乗車体験でにぎわいました。子どもたちによる命名会も行われ、效範連区のアニマル除草隊員たちの名前が決まりました!
アニマル除草隊ふれあい体験の様子
コラボレーション
東山小学校とのコラボレーション
11月4日(金)6年生の総合的な学習でアニマル除草について取り上げていただきました。
講師は、效範連区自治協議会の加藤会長と尾関副会長、合同会社朝凪造園の丸山代表と森永さん。アニマル除草に取組んだきっかけ、動物たちの活躍ぶり、人による除草との違いや地球にも人にもやさしい点などについて説明しました。
「どんな草でも食べるのですか?」「1日にどのくらいの草を食べるのですか?」など子どもたちの質問に答え、疑問を解決するサポートをしました。
最後に、「一人ひとりが環境について考え、行動し、みんなで地球に人にやさしい取組みをしていきましょう。」と自治会長、子どもたちからはお礼の言葉をいただきました。