No.743 瀬戸蔵ミュージアム企画展
更新日:2021年10月18日
ID番号: 3580
瀬戸蔵ミュージアムの年間パスポートを購入していることもあり、定期的に開催される「企画展」をよく観に行きます。企画展はコンパクトながらとても素晴らしい内容で、もっと多くの方に観てほしいと思っています。
瀬戸蔵ミュージアムの来館者は、一般の方はもちろん、社会見学として市内および名古屋市とその周辺の小学生が多いようです。企画展や常設の展示を観ていただければ、陶磁器の魅力について相当な知識を得ることができるのではないかと思います。
さて、現在企画展の一つとして『瀬戸染付・山水画の世界』が開催されています。説明によると、瀬戸染付の絵付けは、輪郭線を用いない「没骨技法(もっこつぎほう)」で描かれているのが特徴とのことで、その結果、自然の風景、草花や鳥などを写実的に、そして繊細な濃淡で描き、独特な世界を醸し出しているということです。
展示の中で、「大花瓶」に描かれた山水画を平面に広げ、描かれたモノやその表現方法の説明が記してありましたが、一目見て素晴らしいその「表現力」に驚きました。この作品「染付山水図大花瓶」は、初代加藤民吉の作とのことです。相当な時間をかけての制作だったと想像しますが、こうした技術は伝承していくことが大事だと思います。
ぜひご覧いただきたいと思います。
伊藤保德
※会期は12月9日(木)までです。
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