No.741 愛知県陶磁美術館特別展
更新日:2021年10月15日
ID番号: 3574
陶磁器に関する埋蔵文化財や美術工芸品などの所蔵量は国内有数である愛知県陶磁美術館は、前身はもともと「陶磁資料館」として開館しました。愛知県は猿投古窯に代表されるように、古くから陶業が盛んであり、文化庁が認定した「日本遺産・六古窯」のうち、二つは愛知県にあります。我が瀬戸市と常滑市です。
ひと頃「陶芸ブーム」ということもあり、各地から多くの人が陶磁美術館に足を運びましたが、その後は入館者の減少が続いていました。それに拍車をかけたのが新型コロナであり、度重なる臨時休館により入館者はさらに激減、展示企画や運営について根本的な改革が進められているところです。
そこで10月9日(土)から始まっている特別展『華*花-四季の中国陶磁史-』は、観え方に工夫がみられ、陶磁美術館としての新たな魅力を感じるものです。
今回は、陶磁器に表現された「華や花」を視点に、歴史的変遷や四季の表現などが展示されています。いつもとは違う順路での展示に新鮮さを感じました。皆さまにも、貴重な作品をしっかりご覧いただきたいと思います。また、図録もとてもお勧めです。
なお2階の常設展示場には特集展示として「喫茶の碗の物語-中国陶磁の憧れ、そして…」が併設され、日本六古窯の展示もありました。こちらも、ぜひご覧ください。
※会期は12月12日(日)までです。
伊藤保德
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