コロナ感染の見通し(No.151)
更新日:2021年9月24日
ID番号: 3512
第5波と言われる「感染拡大の波」もピークを過ぎ、減少傾向です。ただ、急激な減少についての、明確で科学的根拠のある(難しいでしょうが・・・)公式的な説明がなく不安は拭い去ることができない状況だと思います。迷いを増幅させている要因の一つがシルバーウィークといわれる連休中の人出の多さです。こうした報道で不安な気持ちは増すばかりかと思います。
こうしたなか、専門家の発言が注目されます。愛知医科大学の三鴨教授は「第6波は必ず来る。12月中旬頃から増え始める。」との考えを示し、名古屋工業大学の平田教授はAIを使って愛知県の感染者数を予測し、宣言解除後の忘年会や帰省シーズンを経て1月中旬がピークになると予測されています。予測にあたってのポイントは、「マスクを外して宴会や大騒ぎをすることは想定していない。」という点です。
いろいろな見解が示されるなかで、改めて言えることは、「感染症というのはゼロにならない」「人間が環境に適応しながら徐々に収まっていく」「ワクチンや治療薬の利用でその期間は短くなる」ということの再認識が必要で、発生した状況に一喜一憂することなく、感染予防策を実践し続けるということだと思います。
私自身、数多くの意見を聞きながら「これぞ結論!」という言葉がありました。
「マスク着用(原則不織布)と年1回毎年のワクチン接種という覚悟を持っての意識改革が必要」という言葉です。政府が「新しい生活様式」への移行を打ち出してから1年半、その実現を加速しなければいけないと思います。皆さまのご理解、ご協力をお願いします。
令和3年9月23日
瀬戸市長 伊藤保德