No.722 世界アルツハイマー月間
更新日:2021年9月17日
ID番号: 3505
9月は「世界アルツハイマー月間」です。本コラムの『No.717 広報あいち・9月号』でも紹介したとおり、「広報あいち」で大きく報じていますし、「広報せと9月1日号」でも各種行事などを紹介しています。また、期間中、市役所1階のシビックモールに認知症に関する展示をしていますので、ぜひご覧いただきたいと思います。
認知症は、ほとんどの方が知っている病気ですが、直接認知症の方の介護に携わったり、身近にいらっしゃったりする方と、そうでない方との認識の違いがとても大きいように思います。私自身、介護などの経験はないですが、いろいろな方から状況をお聞きし、少しでも市政に反映させようとしているところです。
認知症の奥様を愛情深く、最後まで献身的に世話をした様子をくわしく記録し、出版された知人がいます。「幼い頃からの楽しい体験や好んで行ったことは、年老いても楽しそうであった」という内容が最も印象的でした。逆に「機能回復のために・・・」という作業や活動は楽しそうではなく、それが知人にとってはつらかったようです。
人生100年時代ともいわれるようになり、超高齢化に合った社会でなくてはならないと思います。「出来なくなったこと」を悩み、憂うよりも、隣り近所を含め、多くの人とかかわりながら、楽しいことを再発見していくことが大切だと思います。その一つとして「せとらカフェ」を大いに利用していただくことをお勧めします。ぜひ、お出かけください。
瀬戸市長 伊藤保德
※せとらカフェについては、こちらからご覧ください。