感染防止対策の検証(No.148)
更新日:2021年9月17日
ID番号: 3504
新型コロナウイルス感染症が国内で確認されて以来、国、県、市から「感染拡大防止対策」の実施をお願いし、ご理解とご協力をいただいています。「国民への協力要請だけで防げるはずがない」とか、「三密回避や外出自粛も我慢しづらい状況だ」という声が多く聞かれます。また、そういった声をさらに増幅するような報道があったりして、困惑の度は高まるばかりでした。そのような中、今年4月からワクチン接種が始まり、まずは希望する高齢者への接種を7月中には終えることができました。これにより状況は大きく変わったように思えます。
しかし、東京オリンピックの開幕に合わせるように、第5波として感染力の強いデルタ株が多くを占めるようになり、現状は緊急事態宣言中です。皆さんに、感染対策をお願いすることは変わらないものの、対策を強化することで一定の効果が出ていることを理解できれば、もっと積極的に取り組めることと思います。その一つとして、9月16日(木)の新聞一面に、『感染急減 その訳は』の見出しで愛知県の状況について専門家による分析の記事がありました。
感染確認数が急激に減りだした要因を「人出減」「ワクチン加速」「長雨」「不織布徹底」とし、データで検証されていました。「長雨」という自然環境も影響していると思いますが、他は人為的なことであり、確実に効果が出ているといえます。こうした情報を励みにしながら、一致協力して乗り越えていきたいと思います。
本市の感染者数も「一日10人未満」の日が増えてきました。再度、皆さんのご協力をお願いいたします。
令和3年9月16日
瀬戸市長 伊藤保德