No．649　瀬戸陶芸協会展

　4月10日（土）から開催されている「第81回瀬戸陶芸協会展」に行ってきました。会場は瀬戸信用金庫本店のアートギャラリーひまわりです。今回も会員さんの意欲的な作品が並び、十分楽しませていただきました。開催が81回目ということで、その歴史の長さに驚きますが、聞けば、80年以上の歴史を持つ陶芸団体は世界的に見ても瀬戸陶芸協会だけとのことです。協会の設立は昭和11年で、瀬戸を代表する団体と言えます。

　入場しての第一印象は、「いろいろなカタチ」を感じました。伝統的な技法にも興味はありますが、陶芸としての造形に様々な可能性を感じることができました。もう一つは「色使い」です。陶芸作品の楽しみ方はいろいろあると思いますが、素人ながら作品を鑑賞する機会が増え、作者の想いなどを聞かせていただき、楽しみが増してきています。何よりも気持ちが豊かになることが良いと思います。

　本市には、このように陶芸に触れる機会が多くあります。余りにも身近過ぎて、新鮮味を感じなくなっている方もみえるかもしれませんが、ぜひ会場に足を運び、鑑賞していただきたく思います。

　第6次瀬戸市総合計画で目指しているところは、「住みたいまち　誇れるまち　新しいせと」であり、心の豊かさを感じられることは「誇り」の一つだと思っています。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　伊藤保德

　※4月30日（金）まで開催されています。（無休）