No．631　茶わん屋プロジェクト始動

　今月、「瀬戸茶わん屋プロジェクト」が始まりました。活動内容を事前に詳しく知りませんでしたが、プロジェクトの名前に魅かれて活動会場に顔を出しました。多くの見知った顔がありましたが、活動の内容は「茶わん屋が仕掛ける販売促進」でした。

　「茶わん屋」とは、「陶磁器食器の販売店」のことを指しており、その昔、子どもの頃の私も「茶わん屋」と言っていた記憶があります。さて、その茶わん屋さん7軒が集まり、販売促進に取り組むことになったようです。私が興味を持ったのは、「茶わん屋さん（販売店）」が協力し合って販売促進に取り組む、ということが珍しく思ったこと。さらには、コロナ禍で「新しい生活様式への行動変容」が求められている中、食生活の一翼を担う「食器」からいろいろな提案ができるのではないかという挑戦的な取り組みだと感じたからです。

　今回の集まりでは、料理家を招き、テーマを「家呑み」として店一押しの器に料理を盛りつけ、写真の撮り方やPR方法などの助言を受けるというものでした。拝見した試作ポスターでは、「瀬戸の茶わん屋めぐり」をお薦めしており、『自分好みの「せともの」を見つけ出してほしい。お手伝いをしますよ』というものです。

　そんなメッセージを感じる活動であり、今後も楽しみです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　伊藤保德