「日本遺産のまち瀬戸市」 -平成29年4月に日本遺産認定-
更新日:2022年4月1日
ID番号: 1627
瀬戸焼、常滑焼、信楽焼、丹波焼、備前焼、越前焼の日本六古窯の産地が提唱する「きっと恋する六古窯-日本生まれ日本育ちのやきもの産地-」のストーリーが、平成29年4月28日に日本遺産として認定されました。愛知県では、常滑市とともに初めての認定になります。日本遺産認定は、認定から6年経過した地域は継続審査が行われます。六古窯も継続審査があり、令和5年7月に認定更新されました。
千年以上の歴史と伝統を有するやきもの産地である瀬戸市がその歴史に名誉ある称号を授かりました。鎌倉・室町時代では、唯一、釉薬を施した製品が焼かれ、様々な釉薬を駆使したやきものづくりは、時代を超えて多くの人々を魅了し続けています。「時空を超えて日本の原風景に出合うことができる」。申請したストーリーそのままの風景が今も息づいています。
◇上記のPRポスターについて、詳細はこちらのページからご覧ください。
所在自治体
愛知県瀬戸市、常滑市、滋賀県甲賀市、兵庫県丹波篠山市、岡山県備前市、福井県丹生郡越前町
ストーリーの概要
瀬戸、常滑、信楽、丹波、備前、越前のやきものは「日本六古窯」と呼ばれ、縄文から続いた世界に誇る日本古来の技術を継承している、日本生まれ日本育ちの、生粋のやきもの産地です。
中世から今も連綿とやきものづくりが続くまちは、丘陵地に残る大小様々の窯跡や工房へ続く細い坂道が迷路のように入り組んでいます。恋しい人を探すように煙突の煙を目印に陶片や窯道具を利用した塀沿いに進めば、「わび・さび」の世界へと自然と誘い込まれ、時空を超えてセピア調の日本の原風景に出合うことができます。
瀬戸市にあるストーリーの構成文化財
広久手第30号窯跡 |
小長曽陶器窯跡 |
瓶子陶器窯跡
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陶製狛犬 |
古瀬戸瓶子 |
窯垣 |
赤津瓦 |
やきもの祭り
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※詳細は瀬戸市構成文化財一覧(841KB)をご覧ください。
※6市町の文化財は六古窯構成文化財一覧(157KB)をご覧ください。
日本六古窯とは
日本の中世期に陶器生産を開始し、現代まで継続している陶器産地という基準で選ばれた六ヶ所の窯業地であり、瀬戸・常滑・信楽・丹波・備前・越前の六窯を指します。
六古窯の命名は、古陶磁研究家の小山冨士夫氏によって昭和23年ごろ行われました。六古窯は長い歳月の間に様々な変貌をとげつつ今日に至っています。
※地図上の篠山市は、現在は「丹波篠山市」
日本遺産(Japan Heritage)」とは
「日本遺産(Japan Heritage)」は、地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化・伝統を語るストーリーを「日本遺産(Japan Heritage)」として文化庁が認定するものです。
ストーリーを語る上で欠かせない魅力溢れる有形や無形の様々な文化財群を、地域が主体となって総合的に整備・活用し、国内だけでなく海外へも戦略的に発信していくことにより地域の活性化を図ることを目的としています。
- 文化庁「日本遺産について(Japan Heritage)」ホームページ
http://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkazai/nihon_isan/
今後の取り組み
日本六古窯の6市町が連携し、日本遺産の認定を活かしながら魅力発信に取り組み、「瀬戸」の国内外の知名度を高めるとともに、観光や産業の振興、まちのブランド化を図ります。
- 六古窯日本遺産活用協議会 公式WEBサイト
http://www.sixancientkilns.jp/
「日本遺産のまち瀬戸市」のロゴマークやポスターデザイン
「日本遺産のまち瀬戸市」のPRをする際は、ロゴマークやポスターデザインをぜひご活用ください。
ロゴマークやポスターデザインを多くの方に使っていただくことで、瀬戸市の魅力を全国に発信いただけますと幸いです。
日本遺産のストーリーの普及啓発、広報、理解促進を目的とした場合に使用することができます。ロゴマークやポスターデザインを使用する際には事前申請が必要になりますので、ものづくり商業振興課までご連絡ください。
使用方法等の詳細はこちらからご確認ください。