No.1097 長久手市郷土史研究会の講演会
更新日:2023年3月30日
ID番号: 35288
3月25日(土曜日)、長久手市郷土史研究会の「書簡に見る小牧・長久手の戦い」発刊記念講演会に出席しました。二部構成で、一部は、中京大学播磨良紀教授の基調講演『織田から豊臣へ―天下分け目の小牧・長久手の戦い―』、二部は「こまながトーク」と題した学芸員たちのトークセッションが行われ、本市の学芸員も参加しました。
会場の長久手市文化の家森のホールは、定員600名で一杯でした。戦国時代の歴史に興味を持つ方が多いことを改めて実感しました。申込者が定員を100名以上オーバーし、お断りしたとのことです。
基調講演では、新しい驚きがありました。小牧長久手の合戦は、豊臣秀吉と徳川家康の戦いという認識ですが、よく検証すると、清須会議以降の秀吉と織田信雄(信長の息子)の天下掌握をめぐる戦争で、家康は信雄の後見者として、信雄・家康軍戦闘の主導的役割を担っていたという説明です。とても説得力のある内容でした。
講演会の冒頭、同研究会の北山会長は、「本書を通じて地域の歴史を広く知る手掛かりになるだけでなく、地元の歴史研究が広く深まっていくきっかけになれば本望」と挨拶されていました。素晴らしい活動だと思います。
とても勉強になった講演会でした。
伊藤保德
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