No．1089　和太鼓集団・狛犬社中

　3月11日（土曜日）、『狛犬社中・第二回LIVE～知己との青春～』がデジタルリサーチパークセンターで開催されました。迫力満点、圧倒されながら楽しい時間を過ごしました。

　狛犬社中は、「瀬戸子供太鼓こまいぬ座」出身者が中心になって構成されている和太鼓団体です。単独「LIVE」は2回目になります。

　和太鼓演奏のだいご味として、音はもとより、その所作にも目を奪われます。さらに、身体への響きも「LIVE」ならではの楽しみです。また、太鼓演奏において、抜群の存在感を示すのが篠笛です。迫力ある太鼓の音に対し、心に染み入る澄んだ笛の音は素晴らしい相性だと思います。今回は、その篠笛の名手「音のひと・ゆうな」さんがゲスト出演されました。「みずのお狩場太鼓」出身で、篠笛と太鼓のソロ演奏も見ごたえがありました。

　なお、この「LIVE」の音響・照明は「御陵一座」が行いました。愛知県で唯一の本市にある時代劇専門劇団です。演奏は言うに及ばず、多くの人たちが関わりあってひとつの作品を作り上げられていることに敬意を表します。

　伝統芸能の分野でも、瀬戸発で周りに影響を与えていると感じます。「となりのセトシ」にお客様を呼び込むなか、昭和レトロの面影を残す瀬戸で伝統芸能に接する機会も作っていきたいと思います。

伊藤保德