防災「防災訓練報告検証会」(No.311)
更新日:2022年12月20日
ID番号: 4716
12月15日(木)、瀬戸蔵つばきホールで「せと市民総ぐるみ防災訓練」の報告検証会を行いました。
本市の防災訓練は令和元年から、災害発生時に「人命を守ること第一」に考え、地域と市民がどのような行動をとるべきかを中心とした訓練内容に変更しました。それが「せと市民総ぐるみ防災訓練」です。
この訓練で、まずは自宅で「シェイクアウト訓練」を行い、火元、ガス栓、電気などの安全を確認し、玄関に「安否札」をかけます。その後、一時集合場所に集合し、不在者の確認や町内を回り安否の確認をします。本市ではこの「安否確認」を重視した訓練を行っていますが、これこそが「地域防災力」の要だと思っています。自治会の中の町内、さらに組に分かれ、「向こう三軒両隣」が力を合わせ、減災に取り組んでいきたいと思います。
報告検証会では、連区による取組事例報告として下品野連区、山口連区、新郷連区から発表がありました。各連区でそれぞれ工夫を凝らした訓練を行い、そこから今後の課題も見つけられていました。この課題の共有こそが「報告検証会」を開催している目的でもあります。コロナ禍の避難所運営におけるスペース確保や車中泊避難の場所、在宅避難者への支援など、どの連区でも直面する課題は全市として考えていく必要があると思います。また、訓練を繰り返すことを意識して行動することも大切です。
地震を防ぐことはできませんが、被害を少なくすることは可能です。今後も、一人でも多くの皆さまに、防災訓練へ参加していただきたいと思います。皆さまのご協力をよろしくお願いします。
令和4年12月20日
瀬戸市長 伊藤保德