政策「全国都市問題会議に出席」(No.290)
更新日:2022年10月21日
ID番号: 4539
10月13日(木)・14日(金)、長崎市で開催された「第84回全国都市問題会議」に出席しました。この会議は全国市長会の主催で開かれるもので、全国から地方自治体の首長や議員が出席します。「都市の課題」を取り上げ「事例報告」などを中心に、今回は『個性を生かして「選ばれる」まちづくり』というテーマで、「何度でも訪れたい場所になるために」という副題がついていました。2千人以上が出席し、会場の「出島メッセ長崎」は昨年11月に開業したばかりのコンベンションセンターで、JR長崎駅や大型ホテルに隣接するとても立派な施設でした。
同会議には今まで4回出席していますが、今回も学ぶべき点が多くありました。勉強になった点は3つありました。
まず一つ目は、民間の大手企業(ジャパネットたかた)が長崎市とスクラムを組み新しい事業に取り組んでいる点です。これは今後のまちづくりにおける考え方の一つのモデルです。官民の役割分担をしっかりと話し合い、長崎市と市民の幸福を願い、その実現のための協働には感銘を受けました。「まちづくり×事業創造」を感じます。
二つ目は、長崎市のまちづくりが「景観の向上」というキーワードで進められ、そのプロセスのなかで部署間の連携や職員協働を行うことが「育成」につながっていることの報告があった点です。大変参考になる事例で、行政機関の「縦割り」による弊害を見事に克服されたものでした。
三つ目は、「関係人口を増やそう」という大学准教授のメッセージでした。少子化時代を迎え、人口減少は避けられない状況にあって、「観光以上、定住未満」という関係人口を増やす戦略と事例紹介がありました。これも興味深く聞かせてもらいました。
とても意義ある会議となりました。一つでも多く、市政に活かせることができればと思います。
令和4年10月20日
瀬戸市長 伊藤保德