観光「六古窯・地名のいわれ」(No.287)
更新日:2022年10月12日
ID番号: 4510
六古窯の日本遺産認定を契機に、本市は地域のブランド力の向上、国内外への魅力発信、歴史・文化を活用した観光振興を狙い、各種事業を行っています。
前回のブログ『観光「六古窯をひもとく」(No.282)』に続き、今回は、六古窯それぞれの「地名のいわれ」をパンフレット『旅する、千年、六古窯(後編)』から紹介します。
【福井県越前町・越前焼】
越前岬は日本海航路の道しるべとして有名であったため、希望に満ち、将来の発展を期して越前町と選定した。
【愛知県瀬戸市・瀬戸焼】
陸地の通路が狭く、谷と谷が向かい合わせの土地「背戸」が由来と言われ、「陶所=すえと」が転じて「瀬戸」になったという俗説もあり。
【愛知県常滑市・常滑焼】
西を伊勢湾、東を三河湾に囲まれた知多半島西部に位置する。「常=床、地盤」「滑=なめらか」が地名の由来と言われている。
【滋賀県甲賀市・信楽焼】
滋賀県の東南部に位置し、近畿圏と中部圏をつなぐ広域交通拠点。古く甲賀は「鹿深」「甲可」と書き、いずれも「カフカ」と呼称。「信楽」は、『正倉院文書』に「信楽」と表記されている。
【兵庫県丹波篠山市・丹波焼】
兵庫県中東部に位置する。1609年、徳川家康の命により天下普請で篠山城が築かれたことが地名の由来。
【岡山県備前市・備前焼】
1951(昭和年26)年に伊部町と片上町が合併し備前町となったのが由来。
パンフレットは、「六古窯の時間と場所を巡る旅」としてさらに各地の詳しい魅力が載っています。また、「やきもの」の比較だけではなく、風土や環境などの魅力を探すと新しい発見があると思います。
令和4年10月11日
瀬戸市長 伊藤保德