民吉「民吉勉強会~疑問への解決に向けて」(No.232)
更新日:2022年5月30日
ID番号: 4134
本年は、瀬戸中興の祖と言われている加藤民吉翁の生誕250年という大きな節目の年です。数年前から関連事業を実施しており、特に今年は「加藤民吉顕彰事業」を計画しています。その中でも、将来につながると考え企画した「加藤民吉勉強会」が始まっています。
初回の勉強会(4月24日実施)には50人を超える方々が集まりました。美術館長が講師として話をするなかで、「加藤民吉について」という資料の説明がありました。その資料には、今までの民吉における調査研究において「疑問なこと」が箇条書きに書かれていました。「疑問」は全部で14項目示されており、例えば以下の通りです。
- 父である吉左衛門と熱田新田開発に行ったとされるが、どうして、どのように行ったのか?本当に津金文左衛門に見出されて磁器開発を行ったのか?
- 津金文左衛門は、どうして磁器開発の必要性を感じていたのか?当時の尾張藩での位置付けはどうだったのか?
津金文左衛門は加藤民吉を語るとき、必ず出てくる人物です。窯神神社に立派な顕彰碑が建っていますが、その実態は「尾張藩 熱田奉行」という程度で、尾張藩での位置付けや人となりについては明らかになっていません。
今後、新たな調査や仮説に基づく裏付け、関係資料を探索してまいります。簡単には解けない疑問ばかりですが、少しづつでも明らかにしたいものです。そのプロセスこそが勉強会最大の楽しみです。市民の皆さまも、瀬戸の発展へ導いた加藤民吉に興味を持っていただきたいと思います。
令和4年5月27日
瀬戸市長 伊藤保德
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