コロナ「今週のコロナニュースより」(No.198)
更新日:2022年2月22日
ID番号: 3895
新型コロナウイルス感染症が国内で確認され始めて以来、公立陶生病院の感染症内科医師である武藤義和先生にはいつもアドバイスなどのご指導をいただいています。
先生はテレビ出演などでコロナ関連についての見解を述べられたり、各種団体から招かれて講演もされており、日頃から、感染症のことはもとより現状の医療状況などの広報にも力を注いでおられます。その一つが、定期的に発行される『今週のコロナニュース』です。2月12日号では、現在の「第6波の状況」を踏まえ、社会の風潮にもふれながら、「どうすべきか」について所見を述べられています。その中で私が注目したのは、「現場の思い」です。
医療現場の率直な思いを述べられています。
『(前略)この2年間、ワクチンのなかった時代からずっと現場で頑張ってきた医師も看護師も救急隊もみんな、誰もかれも「感染して死ぬこと」なんかを怖がるフェーズはとっくに過ぎています。何を怖がっているかというと「自分が患者さんや周りに感染させること」です。
命を救うためにこの仕事についてやって来ているはずなのに、その自分が患者さんに病気を作る原因となることを何より怖がってんですよ。それをわかってほしいです。だからガウンと手袋とマスクを常にして、プライベートもボロボロにして誰とも接触せずに頑張ってきてんです。(中略)「あれだけの完全装備で対応をしなければいけない病気であること」ていうところです。(後略)』(原文引用)
私たちは今何をすべきなのか。それは、すでに示されている「感染予防」についての基本的な事項を守ること。そしてもっと重要なことは、医療関係の現場の状況を思い、「自分にできること」は何かを考え、自ら実行することかと思います。
厚生労働省をはじめ、愛知県や本市、そして医療機関からも新型コロナウイルス感染症に関するさまざまな情報が提供されています。こうした情報も参考にしていただき、引き続き感染対策にご協力いただきますよう、よろしくお願いします。
※『今週のコロナニュース』は、公立陶生病院のホームページからご覧になれます。
2月12日号は未掲載ですが、今後掲載されることと思います。
令和4年2月22日
瀬戸市長 伊藤保德