教育「中学2年生の地域学習」(No.195)
更新日:2022年2月18日
ID番号: 3886
本市の小・中学校の教育では、「小中一貫教育」や地域ぐるみでの「コミュニティスクール」に取り組んでいます。目指しているのは、瀬戸の未来を託す子どもや若者に、「協働型課題解決能力」を高めてもらうことや「郷土愛」を育んでもらうことにあります。
基本的な方針は「教育アクションプラン」に基づきながら、個々の具体的な内容については、各校の独自性も尊重しながら進めています。
この度、中学2年生の進路指導の一環として、「地域学習」への協力依頼をいただき、南山中学校の2年生の皆さんにお話をする機会がありました。
この学習は、『地域を知ろう・地域を支える人を知ろう』をテーマに9月から始まり、「南山中学校について知ろう」、「地域(瀬戸市)について知ろう」、「地域について調べよう」と進みました。そして、こうした学習の後、「地域の人にインタビューしよう」ということで、クラスごとにインタビューの対象について議論し、最終的に「せともの」「オオサンショウウオ」そして「市長」の3つにまとまったとのことです。つまり、大変ありがたいことに、地域のことをいろいろ調べた中で、さらにくわしく聞いてみたいことの一つに「市長」を選んでいただいたということです。
南山中学校の2年生は全部で9クラスあります。当日は、図書室にクラス代表18人が集まり、そこで私がお話し、その様子をオンラインでそれぞれの教室で見てもらう形をとりました。市長への質問は11項目あり、多岐におよんでいました。まずは自己紹介を軸に、「瀬戸の歴史と魅力」「瀬戸の課題」そして「市長の仕事と夢」の3つを35分ほど話し、10分ほど質問を受けました。
後日、皆さんから284通もの感想の書状をいただき、全て読ませていただきました。オンラインで内容がどれほど伝わるかを心配していましたが、感想文を拝読し、そんな心配は全く不要であることが分かりました。皆さんとても真面目に聞いていただき、私の意図するところを的確に理解されており、とても嬉しく思いました。
特に、「地域への興味が増し、まちがよくなるために協力したい」という言葉もあり、心強く感じました。同時に、まちづくりや地域の課題解決に、もっと子どもや若者の意見を取り入れるべきだと思いました。今後も、こうした学習の機会にできる限りの協力をしていきたいと思います。
令和4年2月16日
瀬戸市長 伊藤保德