No.728 天草市との交流協定を締結
更新日:2021年10月4日
ID番号: 3542
10月1日(金)、市役所にて「瀬戸市・天草市交流連携協定締結式」が行われ、滞りなく両市の市長が協定書に署名しました。この締結式は、瀬戸市制施行92周年記念式典における第一部として位置付けられました。協定をするにあたり天草市と相談する中で、天草市の馬場市長から「瀬戸の地を訪れたい」との意向を示されたこともあって、直接顔を合わせる機会が実現しました。
天草市との交流協定は、従前から両市で話題にしていました。一つは磁祖・加藤民吉翁が江戸末期に「磁器の製法技術習得」のため、訪れた最初の地が現在の天草市であったこと。もう一つは、戦後の高度成長期に、本市は九州から多くの集団就職者を受け入れていましたが、なかでも天草市をはじめとした熊本県が多かったという経緯があります。こうした話題から、もっと交流を深めるべきとの合意があり、具体的な準備に入りました。そして間もなく加藤民吉翁生誕250年(2022年2月)を迎える大きな節目ということもあり、それまでに実現しようということになりました。また、本市では、生誕250年に向け平成30年から「加藤民吉顕彰事業」を始めており、業界団体が天草市を訪問したりして、交流協定の機運が盛り上がっていました。そして、ついに交流連携協定を「瀬戸市制施行記念日」に結ぶこととなり、誠に感慨深く思います。
交流の内容は、今後検討しつつ実現してまいりますが、産業はもとより、文化、防災、教育など、多面的な交流を計画していくつもりです。
伊藤保德