学校の感染対策(No.142)
更新日:2021年9月3日
ID番号: 3474
8月27日(金)からの緊急事態宣言は多方面で影響が出ています。特に、夏休みが終わり二学期が始まるタイミングでの宣言は、保護者の皆さまにとっては大きな心配の一つになったと思います。宣言が発せられる少し前から、「不安です。休校にしてください」、「分散登校とオンラインを組み合わせた授業をしてください」などの意見・要望が私のところに数十件ほど寄せられました。本来はお一人おひとりに返事を出すところですが、大半は無記名で連絡先の明記もないため、このブログで総合的に見解を示してまいります。なお、教育委員会でも皆さまの意見を情報共有し、参考にしながら方向性を決め、それを丁寧にお知らせしているところです。
保護者の皆さまには、8月31日付で教育委員会から2件のお知らせをしています。また、感染予防を呼びかけるカラーのチラシも別途配布しています。それらの内容を改めて私からもお伝えしたいと思います。
今日は、まず「学校の感染対策」についてお伝えします。配布したカラーチラシの下段に子供たちに実行してもらいたいことを載せています。例えば「マスクを着用する」ということでも、適切に着用することではじめて意味があります。「しっかりと口と鼻の両方が覆われているか」、「サイズは大きすぎず小さすぎず、簡単にズレてしまわないか」など、「正しいつけ方」が感染防止につながります。この内容は、小中学校における感染対策指導書として書かれた本『学校の感染対策』(公立陶生病院感染症内科・武藤義和著)の中に記載されており、同書は各校に配布されています。
子どもたちが、納得して実行し続ければ必ず習慣になると思います。それこそが「新しい行動様式」であり、これからの暮らし方といえます。しっかりとした知識を習得し、子どもたちが少しでも安心して楽しみながら学校生活が送れるよう感染対策を行ってまいります。
令和3年9月2日
瀬戸市長 伊藤保德