心病む子どもたちのために(No.99)
更新日:2021年4月13日
ID番号: 3176
新型コロナウイルス感染症の猛威はとどまるどころか、変異型による新たな感染拡大の波を引き起こしています。大きな期待をもっての対策として、ワクチンの接種がようやく始まりました。本市でも間もなく接種券の発送を開始します。混雑を回避するために優先順位(最初は85歳以上の方から)を決めさせていただいておりますが、希望する方に一日も早く接種していただけるよう最大限の努力をしてまいります。
こうした状況下、コロナ禍は今後しばらくは続くものと考えられますが、現実的に様々な問題が起きています。写真にあるように「コロナ長期化、心病む子ども」「子どもの貧困」はとても大きな問題です。表に出るのは結果であり、手遅れが指摘されるところです。
本市では、子どもから大人への成長に合わせ、切れ目のない支援体制を整えるべく、子ども・若者支援を実施しています。市役所窓口などでの保護者対応や、子ども達の学校生活など、様々な場面で話に耳を傾け、「異常を感知」するようにしています。そのうえで、相談窓口を広げ、相談員の陣容も整え、しっかりと耳を傾けてまいります。
子どもの成長について、保護者の愛情に勝るものはありませんが、加えて、周りの人達の見守りも大切だと思います。子どもたちにとって、周りに信頼のおける大人のいることが安心であり、社会の一員であることを自覚する動機になると考えます。
瀬戸の子どもたちが健やかに育つことは市民全員の望みです。コロナ禍で孤独になりがちな子どもたちの為に、「見守り・声掛け」にご理解ご協力をお願いします。
また、何か心配事や相談したい事があれば、パルティせとにある「瀬戸市子ども・若者センター」をお気軽にご利用ください。
令和3年4月13日
瀬戸市長 伊藤保德