No.641 新製品の提案
更新日:2021年4月6日
ID番号: 3155
南山口町に「瀬戸窯業試験場」という県の施設があります。正式には、産業技術センター・瀬戸窯業試験場といいますが、1971年2月に「愛知県瀬戸窯業技術センター」として発足し、今日まで「瀬戸焼に代表される和・洋食器やノベルティなどの窯業業界の技術支援機関としてデザイン開発や生産技術の向上に貢献」いただいています。
試験研究として、業界のニーズや社会情勢に応じて研究テーマを選定し、その研究成果を発表していますが、先月『上絵イッチン「凸盛(でこも)り」の活用による新規瀬戸焼製品の提案』と題する発表がありました。私は公務の都合で出席することができませんでしたが、後日試験場にお願いして「提案の製品」を見せていただきました。運よく研究者と制作者から直接話を聞くことができ、とても勉強になりました。「イッチン」「凸盛り」という技法は知ってはいましたが、私の知識は浅いもので、技法の応用など及びもつきませんでした。
試作品は瀬戸焼の特徴的な釉薬や染付焼などに「凸盛り」を施したもので、「飾り物」として「一つの世界を形成できる」、という可能性を感じました。
窯業界はコロナ禍も伴い、産業としては逆風の状況にありますが、こうして「新製品の提案」がいただけるのはありがたいことで、現状打開のきっかけとして挑戦してみる価値がありそうです。
伊藤保德
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