コロナと災害(No.89)
更新日:2021年2月25日
ID番号: 3047
2月の中旬以降、新型コロナウイルスの新規感染者数が減り、第三波も沈静化しつつある、という政府や愛知県の見解の中で、先週末あたりから「宣言解除」についての検討が始まっています。
本市においても同様の状況であり、これは皆さまのご理解とご協力によるものと、心から感謝してります。
昨年、感染拡大の兆しを踏まえて学校の「臨時休校」の要請があり、ちょうど一年になります。私たちはもう一年も新型コロナウイルスと戦っています。大切なことは、この一年で、何を学び、コロナ対策以外にどんな改善をしたのかということです。従来から続けてきている施策について「コロナ対応」に変えていかねばなりませんが、いつ来るかわからない「自然災害への備え」は一日も早く行う必要があり、市民の皆さまのご理解とご協力が必要となります。
22日(月)の新聞記事にあるように、自治体の約70%が地震防災対策の「重要課題」として、「避難所運営」を挙げています。本市も昨年5月頃から、「避難所の拡大(ホテル・大学・寺院)」をはじめ、「避難所の備品」などの提供体制の確保などを着実に進めています。そして11月の市民総出の「防災訓練」では、「分散避難」や「安否確認」を実施しました。
東日本大震災から間もなく10年になります。一つの節目であり、マスコミはいろいろな角度から取り上げていますが、「あの時の教訓が生かされているか?」という視点が中心のように思います。「自分で行うこと」「まわりの人たちと一緒に行うこと」を考え、実践していただきながらより「安心」できる環境づくりを進めてまいります。なお、「災害への備え」についての具体的なことは、順次お知らせしていきますのでよろしくお願いします。
令和3年2月25日
瀬戸市長 伊藤保德