コロナ感染対策への協力(No.79)
更新日:2021年1月20日
ID番号: 2977
昨年2月末、新型コロナ感染予防のため、学校の臨時休校が発表されました。その後、4月に緊急事態宣言が発出され、「三密の回避」や感染予防の基本として「マスクの着用・手洗い励行・換気の実施」など日常生活を変容させるための要請事項が示されているところです。
現在は2回目の緊急事態宣言発出中ですが、多種多様なコロナ関連情報の中に「コロナ感染対策」の一つを見つけ、「現場の知恵」だと思いましたのでご紹介します。それは、写真にあるような『黙食』(もくしょく)というPOPです。
福岡市にあるカレー店が考案された「黙って食事をして下さい」というメッセージです。コロナ禍で、飲食店が感染予防としてお客様にいろいろな要請をされてきたようですが、それでも食事しながらの会話がとても気になり、「ノーマスクでの会話はご遠慮ください。感染対策にご協力を!」と掲示もしてきたものの、もっと端的で分かりやすい表現はないかと考え、『黙食』に行き着いたとのことです。この表示のことがネット上で報じられ、お客様や同業者から大きな反響があったようですが、そのほとんどが好意的だったと聞きます。事実、私がネットニュースを確認した時点では、1,700件ほどのコメントがありましたが、「いいね」が大半を占めていました。
その中の一つをご紹介します。「『客は神』と化している日本において、今すべきは杓子定規な時短営業ではなく、こうした黙食などに応じる『来店客の協力』である」
改めて、コロナ感染対策にそれぞれの立場から協力することが重要であることを確認したニュースでした。
令和3年1月19日
瀬戸市長 伊藤保德