令和3年を迎え(No.74)
更新日:2021年1月4日
ID番号: 2943
令和3年、新しい年を様々な思いをもって迎えました。コロナ禍で年末年始は静かに過ごされた方が多いと思いますが、改めて新型コロナウイルスの感染力の強さと、あるべき対策について考えさせられました。
昨年1月に国内での感染が確認されて以来、2月末の学校の臨時休校措置、4月初めの緊急事態宣言の発出、全国民を対象にした特別定額給付金の給付など、様々な対応をしてきました。しかしながら感染拡大防止策や救済・支援策に決定的な決め手はなく、11月末からの第3波は医療崩壊という言葉が飛び交うほどの状況となりました。瀬戸市における感染確認者の累計は、11月末時点(111人)と12月末時点(215人)で比べてみると、およそ1.9倍です。この数字は国、県の増え方を大きく上回っており、大変な危機感を持っています。専門家の指摘では、都市部で感染し、症状のないまま家庭や職場で自覚なく感染を広げる場合もあると言われています。
ワクチンの接種が待たれるところですが、改めて基本中の基本である、「マスク・手洗い・換気の徹底」と「三密回避」による感染リスクの低減行動にご理解とご協力をお願いいたします。元旦の新聞では、新型コロナに関する記事が多く見られました。「正しく恐れること」の認識や、「感染しない・感染させない」という二つの立場を強く意識していただきますようお願い申し上げます。
令和3年1月4日
瀬戸市長 伊藤保德