マスク着用の効用(No.48)
更新日:2020年8月31日
ID番号: 2697
本年2月末、「当面小中学校は臨時休校」という方針が示され、3月には、終業式の中止や卒業証書授与式の規模縮小という措置が取られ、新型コロナウイルス感染症の拡大を抑え込む方策を実施することになりました。しかしながら感染者は全国で日毎に増え、4月に入って緊急事態宣言が発出されるまでになりました。
当時、専門家から、「感染は人から人。接触か飛沫による感染」、といわれました。そしてその対策として「マスク着用」をはじめ、いくつかの方策が示され、皆さんにも実行していただいているところです。
ところで私は以前、「マスクは感染への防御」つまり、風邪などがうつらないために着けるものだと思っていました。しかし大きな効用は他の人に「うつさない」ことだと知りました。
最近の新聞(日本経済新聞8月25日)によれば、スーパーコンピュータ-「富岳」を使いマスクによる飛沫の拡散防止効果などを計算したところ、不織布、ポリエステル、綿を使ったマスクの防止効果は不織布が最も高かった。そして、他のマスクでも約8割の飛沫を防げ、新型コロナウイルスの対策に有効だとしている。これは、マスクを着用した感染者が、咳をした際を想定してシミュレーション(模擬実験)をした結果とのことです。
新しい生活様式の中で「咳エチケット」ということも言われています。「咳が出そうになった時、ハンカチや袖などで口を押える」、とありますが、いかにしたら「飛沫」を抑えこむかだと思います。
「うつらない、うつさない」ために、マスクの着用を徹底しましょう。
令和2年8月30日
瀬戸市長 伊藤保德