公立陶生病院 武藤義和医師の講演④(No.44)
更新日:2020年8月20日
ID番号: 2680
武藤医師の講演の内容について、前回に引き続き、ご紹介します。
最終回 今後起こりうること
武藤先生の講演内容、最後の紹介は「今後起こりうること」です。断言することは難しいですが、感染症内科の医師として今後起こりうることを想定し、事前に準備すべきことや、もし発生した時、慌てることなく冷静に対処するため情報としてお伝えいただいたものと私は理解しています。
【今後起こりうること】
- クラスターの多発・・・特に夜の街、家庭内、老人ホームなど
- 県外からの持ち込み・・・移動制限の解除・行動再開による
- 高齢者集団への波及・・・感染対策がおろそかになりがち
- 他疾患への対応・・・病院が「三密」になる可能性
- 出ては消え、出ては消え・・・一旦減ってもまた増える
最近、「学校や職場でクラスターが増えた?」ということを聞きます。
武藤医師の見解は、
- 人が動けばウイルスも動く
- 特に今回は若い人、核家族が中心の感染経路
- 肝心なのは、「学校だから」「職場だから」ではない。
- 確かに感染対策はしっかりしている。
- 発生があったことを咎める風潮は何としてでも消さねばならない。
新型コロナウイルス感染症は、私たちの日々の生活に「警鐘」を鳴らしているような気がします。現状の生活はもとより、ものの見方や考え方を見直すことが必要のようです。
武藤医師の講演を、配布されたレジュメや今まで伺ったお話なども参考に、4回にわたりご紹介いたしました。今後も愛知県発表のデータ、新聞記事などを基に、皆さんに新型コロナウイルス感染症に関する様々な「見方や考え方」をお伝えしていきたいと思います。これらを政策や施策にも反映させながら、「新しいせとづくり」に邁進してまいります。
引き続き、「新しい生活様式」への行動変容に皆さんのご理解とご協力をお願いいたします。
令和2年8月16日
瀬戸市長 伊藤保德
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