専門家の意見(No.28)
更新日:2020年7月10日
ID番号: 2571
新型コロナウイルス感染症については、毎日のニュースでいろいろな見解が示されています。専門家の方々の発言を聞いていると、難しく感じられる内容も少なくありません。
今年1月、私は、まだ新型コロナウイルス感染症のことが大きく取り上げられていない頃、公立陶生病院に伺い、感染症の病室などを見学する機会がありました。一般病室とは隔離され、外部からの出入り口も全く別のところでした。その折に説明をしていただいたのが武藤先生です。初めて会った印象は、「若くて優しそう」でした。
その後、学校の臨時休校をはじめ、卒業式など、式典の規模縮小などがあり、4月になり緊急事態宣言の発出となりました。この頃から武藤先生は、テレビなどで専門家として所見を述べられていましたが、何よりも「分かりやすい説明」が印象的でした。
感染リスクを極力小さくするための行動として、「手洗いの励行」や「換気の促進」をご指導され、それらは瀬戸市としての「新しい生活様式」や小中学校での「徹底事項」として最も強調されるものとなっています。
最も基本的なことは「人から人へ」と感染することです。具体的には「人との接触」や「飛沫を受けて」感染するわけで、このことを正しく認識することがとても重要だと思います。
先日、新聞に武藤先生のインタビュー記事がありました。その最後に「大事なのは、過剰防衛ではなく、持続可能な基本的な予防策をしっかり行うこと。正しく恐れることが大事だ。」と述べられておりました。テレビでも電話などで出演される機会があるようです。先生のお話をもとに、正しい対策をしていこうと思います。
令和2年7月9日
瀬戸市長 伊藤保德