救命救急センター、感染の心配は?(No.9)
更新日:2020年4月30日
ID番号: 2412
先日、市長へのメッセージで「救急車乗務員はいつも陶生病院におられるようですが、新型コロナウイルスの感染は大丈夫ですか?最前線で頑張っておられますが、待機は消防本部の方がいいのではないでしょうか?」とのご意見をいただきました。
感染数がなかなか少なくならない状況の中、多くの方からご心配のお気持ちや、医療機関など、最前線で体を張って取り組んでいる方々への感謝の気持ちと激励の言葉などを多くいただいています。メッセージはそうした気持ちからのご心配だと感じ、私自身現場に行ってきました。昨日のことです。
ワークステーションの運用について説明を受けました。
- 救急救命士を含む救急隊員への教育拠点施設であり、
- 現場到着所要時間の短縮を目的に救急隊の分散配置をしている。
現在の活動は、院内での実習を中止し、救急隊員は隔離された専用の執務室のみで勤務しています。
また、執務室には専用の出入口があり、出勤時に医療従事者や患者等と接触することはなく、院内の勤務により感染リスクが高まることは決してありません。
また、現場到着所要時間は救命率に大きく影響することから、消防本部として感染症への細心の対策を講じつつワークステーションを運営しています・・・と力強く述べてもらいました。
執務室をはじめ、仮眠室や更衣室、備品倉庫なども見てきましたが、念には念を入れた体制で頑張っている様子を知ることができました。
一回の出動を終えた後、執務室や倉庫への入室の際は「感染防止衣」をすべて処分するということが徹底されていました。
現場には30分ほどおりましたが、その間に尾張旭と瀬戸の救急車が入ってきました。休む間もなく次の勤務につくという緊迫した働きぶりを見て、大変心強く思いました。
令和2年4月29日
瀬戸市長 伊藤保德