小中学校、休校延長します(No.7)
更新日:2020年4月24日
ID番号: 2406
愛知県の緊急事態宣言を受け、市内における公立小中学校の休校を5月6日までとしていますが、「瀬戸市の感染者状況」や「学校での3密対策の状況」などを踏まえつつ、関係者の意見を聞いたうえで、5月末まで延長することに決定いたしました。
昨日、愛知県教育委員会も、5月末までの休校延長を検討しているとの報道がありましたが、こうした判断はとても難しい状況にあると思います。
このタイミングで決断した理由は、「感染者が新しく確認されたこと」です。瀬戸市在住者としては5人目となります。ご本人の一日も早いご快癒を祈るばかりですが、感染防止の活動がいまだ十分ではないことが心配されるところです。
「人との接触8割削減」がうたわれていますが、毎日多くの感染者が確認され、全体として危機感に欠けると指摘されています。こうした状況の中で、学校を再開するという決断はとてもできません。それは、4月の初旬、多くの方から寄せられた代表的な意見が、「教育の遅れは取り戻せるが、命は取り返すことができない」と「学校は3密環境だ」ということでした。このことは極めて重大なことだと思っています。
「学校の3密環境」を劇的に変えることはできませんが、現場では先生方を中心に感染リスクを少しでも小さくしようと、密閉への対応策や密集や密接を回避する方法などを検討しています。
休校を5月末まで延長しますが、瀬戸市の新しい取り組みで、児童生徒の学習の保障などに全力で取り組んでまいります。詳しくは各学校を通じて案内いたしますが、この欄でも適宜紹介をしていきます。
瀬戸市の学校教育にご支援を賜りますようお願いいたします。
令和2年4月24日
瀬戸市長 伊藤保德