学校は、3密ではないのか(No.3)
更新日:2020年4月13日
ID番号: 2376
先のメッセージの内容で、一番多かったのは「学校の感染リスク」についてでした。感染者が多くなりつつある状況の中で、わざわざ感染リスクの高い場所である学校に通わせ、子どもたちを危険にさらすのは絶対反対である、という意見でした。
そして「学校の感染リスク」として、「3密」のことを挙げておられました。
3密は、「換気の悪い密閉空間」「大勢集まる密集場所」「間近で会話する密接場面」であり、これを避けるように要請されているところです。そして現在は緊急事態宣言発令中であり、「3密」は避けなければなりません。また、今後は5月7日以降のことについて考えなくてはなりません。
これからのことですが、まずは授業の革新です。ICT環境が整っていない中でどんなことができるのか、早急に検討していきます。これと並行し、5月7日以降、「感染の拡大は回避できたものの要注意」という状況の中での開校に備え、学校現場の感染リスク低減策の準備が必要になってくると思います。
頂いたメッセージの中で、学校の事情や子どもたちの勉強のことについてご心配を頂いています。学校のことでいえば、机の並べ方やこまめな換気をして教室での感染リスクを少しでも下げるという工夫、クラスが集団として行う音楽や体育などについても分けたり、間隔を空けたりと具体的な方策もメッセージの中にありました。
今回、新学期から学校が始まることについて、瀬戸市在住者から感染の確認がされたり、愛知県での感染者数が増加をしてきたという情勢に加え、学校現場での「感染リスク低減努力」についてお伝えしなかったことで、不安をさらに深めてしまったものと思っております。
今後は、決定事項に関して、根拠や経緯などもなるべく詳しくお伝えしていこうと考えています。
今しばらくの辛抱です。外出を極力お控えいただき、感染流行阻止にご協力をいただきますようお願いいたします。
令和2年4月12日
瀬戸市長 伊藤保德