No.555 藤井聡太二冠お祝いかぼちゃの展示
●「宿儺(すくな)かぼちゃ品評会」ユニーク部門最優秀賞
新聞報道でも紹介されましたので、皆さまもすでにご承知かもしれませんが、道の駅瀬戸しなのに「藤井聡太二冠お祝いかぼちゃ」が展示され、早速私も見に行ってきました。人だかりがあり、すぐに分かりました。
このかぼちゃは岐阜県高山市で開催された「第16回宿儺かぼちゃ品評会」に出品され、ユニーク部門で最優秀賞を獲得されたもので、出品者であり生産者である高山市の新井修さんが、「藤井聡太二冠の出身地である瀬戸市で展示できないか」と瀬戸市役所に相談があり、実現したものです。11月2日(月)のお披露目には新井さんにもお越しいただきましたが、公務の都合で直接お会いすることができなかったため、後日改めて拝見しに伺いました。
作品名は「闇世に100万ボルトの灯り」とあり、新井さんからは「今回の作品を創作する一番の要因になったのは、数十年に一度といわれるような集中豪雨、新型コロナウイルス禍の中、また残暑の毎日が続く中にあって、明るい光(明るい話題)を提供してくれたのは、藤井聡太棋士の最年少タイトルの記録達成のニュースでありました。毎日が前述のような暗いなか、高校生の藤井聡太棋士の活躍は、私一人ではなく全国民に勇気と希望を与えてくれたといっても過言ではないと思います。そうした気持ちで作品作りに取り組みました。」とコメントをいただきました。
藤井聡太二冠の活躍が多くの人たちに元気を与えていることは喜ばしいことだと思います。
●高山特産「宿儺かぼちゃ」
道の駅瀬戸しなのに展示してあります「藤井聡太二冠お祝いかぼちゃ」ですが、最初「かぼちゃを細工して・・・」との話で、想像ができませんでした。この時期「かぼちゃの細工」といえば、ハロウィンを連想するくらいで、何も思いつきませんでしたが、展示品を見てよく分かりました。私が知っているかぼちゃとは全く違い、外見はヘチマのようで、すべすべしており、うす緑色をしています。この表面を加工して文字を浮かび上がらせているというものでした。
更には、このかぼちゃが、高山市特産の宿儺かぼちゃとのことでした。「宿儺」を「すくな」と読み、2001年に命名されたそうです。「宿儺」とはいうのは、飛騨に言い伝えられている「両面宿儺」という鬼神さまの話からとり、特産品として加工食品等を開発され、ふるさと納税の返礼品としても全国にアピールしておられます。
「藤井聡太二冠お祝いかぼちゃ」の作品には、とても細かな細工がしてあります。年内は展示してあるとのことです。ぜひご鑑賞ください。
伊藤保德
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