No.520 せとひとめぐり2020
9月第2土日は「せともの祭」の予定でした。瀬戸市で一番大きな祭といえます。
例年通り開催されていれば第89回ということだったようですが、誠に残念ながら新型コロナウイルス感染症の影響で中止となりました。あちらこちらから「残念だ・・・」という声が聞かれ、呼び物の「大廉売市」はウェブ上で行われ、神事は規模を小さくして執り行われました。
こうした状況でしたが、若者たちが「自分たちでできることはないか」と考え、「せとひとめぐり2020」というイベントを企画し、本来なら「せともの祭」の日に開催されました。
私は企画段階で話を聞かせていただく機会があり、その内容を聞き、まさに「コロナ後を意識した内容」だと感じました。というのも、ここ数年前から「瀬戸の宝は“ひと”ですよ」と耳にするようになりました。また、瀬戸では若くてモノづくりに懸命な人たちが活動するようになってきています。まだ十分ではないですが、「ツクリテ」を応援する事業もいくつか始めています。十年以上続けている「せと・しごと塾」も、若者への応援になっているようです。
新型コロナウイルス感染症により、せともの祭のような大規模イベントは見直すことが必要不可欠となります。そこに登場したのが「せとひとめぐり2020」でした。
終えてみて、多くの人たちから嬉しい感想が聞けました。「作品」をきっかけにして出会い、瀬戸発の素敵なストーリーが生まれるようなイベントを夢見ています。これからが楽しみです。
※9月22日(火・祝)午後6時05分~ NHK総合 ひとモノガタリ「私たちは、つながれる ~コロナ禍の“ひとめぐり”~」で当日の様子などが紹介されます。せひご覧ください。
伊藤保德
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