要介護認定
訪問調査と審査
1 瀬戸市の職員または市が調査委託した介護支援専門員などが自宅等を訪問し、心身の状況について本人や家族から聞き取り調査を行います。聞き取り調査は全国共通の調査票にもとづき、基本調査、概況調査、調査員による特記事項の記入を受けます。
2 調査票の結果はコンピュータ処理され、どのくらいの介護サービスが必要かの指標となる「要介護状態区分」が示されます(1次判定)。
3 コンピュータ判定の結果と、特記事項、医師の意見書をもとに、介護認定審査会(2次判定)が審査し、どのくらいの介護が必要かを示す要介護状態区分が判定されます。
認定結果の通知
介護認定審査の審査結果にもとづき、介護保険の対象とならない「非該当(自立)」、予防的な対策が必要な「要支援1、2」、介護が必要な「要介護1~5」の区分に分けて認定され、その結果が記載された認定結果通知書と被保険者証が届きます。
認定調査項目
訪問調査の当日には、日頃の状態や介護の状況について、以下の項目を調査員がご本人やご同席の方にお尋ねします。
■身体機能・起居動作に関連する項目
生活をしていく上で必要とされる基本的な生活動作の様子について伺います。
- 麻痺
- 拘縮
- 寝返り
- 起き上がり
- 座位保持
- 両足での立位
- 歩行
- 立ち上がり
- 片足での立位
- 洗身
- つめ切り
- 視力
- 聴力
■生活機能に関連する項目
移乗、食事、洗顔などの日常生活動作の様子や外出などの生活活動について伺います。
- 移乗
- 移動
- えん下
- 食事摂取
- 排尿
- 排便
- 口腔清潔
- 洗顔
- 整髪
- 上衣の着脱
- ズボン等の着脱
- 外出頻度
■認知機能に関連する項目
意思疎通、場所の理解、短期記憶の能力や徘徊の有無等、認知機能について伺います。
- 意思の伝達
- 毎日の日課を理解
- 生年月日をいう
- 短期記憶
- 自分の名前をいう
- 今の季節を理解
- 場所の理解
- 徘徊
- 外出して戻れない
■精神・行動障害に関連する項目
社会生活上、場面や目的からみて不適当な行動の有無や頻度について伺います。
- 被害的
- 作話
- 感情が不安定
- 昼夜逆転
- 同じ話をする
- 大声を出す
- 介護に抵抗
- 落ち着きなし
- 一人で出たがる
- 収集癖
- 物や衣類を壊す
- ひどい物忘れ
- 独り言・独り笑い
- 自分勝手に行動する
- 話がまとまらない
■社会生活への適応に関連する項目
服薬や金銭の管理や買い物、日常の意思決定等、社会生活の様子や能力について伺います。
- 薬の内服
- 金銭の管理
- 日常の意思決定
- 集団への不適応
- 買い物
- 簡単な調理
■特別な医療に関する項目
過去14日間にうけた特別な医療の有無について伺います。
- 点滴の管理
- 中心静脈栄養
- 透析
- ストーマの処置
- 酸素療法
- レスピレーター
- 気管切開の処置
- 疼痛の看護
- 経管栄養
- モニター測定
- じょくそうの処置
- カテーテル