【瀬戸市とリモージュ市との産業交流に期待する。】

 瀬戸の地場産業である陶磁器産業は、1300年の歴史と伝統、そして優れた技術を持っています。しかし、急速な市場の国際競争時代を迎え、地場産業活性化に向けた新たな展開を図ることが求められています。

 瀬戸市とフランス共和国は、2005年の国際博覧会(万国博覧会)を愛知県瀬戸市に誘致する頃から交流がありました。近年、リモージュ市はファインセラミックス分野において歴史と先進性のある瀬戸市との産業交流を希望してきました。 瀬戸市には、多くのファインセラミックス関連企業、独立行政法人産業技術総合研究所中部センター瀬戸サイトや愛知県産業技術研究所瀬戸窯業技術センター、愛知県立瀬戸窯業高等学校といった公的研究・教育機関が集積しております。
また、瀬戸市周辺においても、独立行政法人産業技術総合研究所中部センター、(財)ファインセラミックスセンター、名古屋工業大学等に代表される研究・教育機関があり、まさに日本におけるファインセラミックス産業の一大集積地域となっております。 リモージュ市においても、国立セラミックス研究技術センターや陶磁器・セラミックス技術移転センター、リモージュ大学など公的研究・教育機関と先進的なファインセラミックス関連企業が集積しており、瀬戸市と同様、産学官の連携による産業交流を推進する環境が整っております。


 このような背景を踏まえて、瀬戸市はリモージュ市と産業交流を推進することといたしましたが、瀬戸市としては、リモージュ市との産業交流を通じて、陶磁器産業の活性化、新規産業の創出を図るとともに、さらに欧州市場(EU)を意識して、この産業交流を有意義に実施していきたいと考えております。そして、歴史と伝統に満足することなく、世界一良質な陶土と優れた技術を活かした新たな瀬戸のアイデンティティを確立するため、産学官一体となって陶磁器産業振興を積極的に展開していく所存です。